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【SUPER GT あの瞬間】国本雄資選手(No.19 WedsSport ADVAN GR Supra)「周りの人たちが喜んでいるのが、すごくうれしかった」 | 2023 SUPER GT 第3戦 鈴鹿
モータースポーツコラム by 島村 元子No.19 WedsSport ADVAN GR Supra
──もう優勝が目に見えてきてる、けれどうしろから迫ってきている……いろんなことが頭をよぎったかもしれません。
国本:ただ、鈴鹿ってすごくうしろにつくとダウンフォースが抜けてしまって、なかなかオーバーテイクするのが難しいサーキットなので、うしろにつかれたとしても自分たちはいいペースで走っていたし、晴南君も本当にいい走りしてくれたので、(ポジションを)守ってくれるんだろうなというふうに思ってました。
──そんななか、59周目のシケイン手前で大きなクラッシュが発生、レースが中断しました。再開したらどうなるだろうという不安はありましたか?
国本:いや、そのときはもう不安はなくて……。その間もチームのエンジニア、タイヤのエンジニアとミーティングをしていて、自分たちはこういう戦い方をしようっていうのがありました。あとは(タイヤの)ウォームアップがいいということで、(再)スタートしたところで逃げられるんじゃないかとか、そういう話をしながら再開の時間を待っていましたね。
──結果、レースはそのまま終了。暫定2位で表彰台に上がりました。久々の表彰台ですが、気持ちとしては複雑でしたか?
国本:最後までやりたかったっていうのはあります。2位で終わってしまうっていうより、最後までレースがしたかったという気持ちとしては、結果を受け入れるしかなかったので悔しかったですね。ただ、2位でも自分たちは本当完璧な仕事ができたし、去年ずっと苦労していて、今年も開幕戦、2戦目とレースに苦戦していた部分があったので、そこを払拭できたことはすごくうれしかったんです。みんなの頑張りが結果に現われて、みんなのことを誇りに思っていました。そういった部分ではうれしかったかな。2位という結果に対しての悔しさはあまりなかったですね。
──次の富士の戦いについて。去年は2戦ともポールポジションを獲り、今年も第2戦で阪口選手が1位と0.076秒差という僅差の2位でしたが、サクセスウェイトの兼ね合いがあるので、今回はどうでしょう?
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