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松田次生選手(No.23 MOTUL AUTECH Z)「いろいろやってきた努力が運として報われた」 | 2023 SUPER GT 第1戦 岡山
SUPER GT あの瞬間 by 島村 元子──ピットインしたために順位が変動しましたが、41周目に36号車を逆転してトップに返り咲きました。路面もどんどん乾くなか、ルーティンのピットインでは逆に3号車が先に動きましたが、この辺りから一番注意すべき相手として、ターゲットは3号車に絞っていましたか?
松田:そうですね。ロニー選手が36号車(au TOM’S GR Supra)を抜きましたが、その差をあまり広げられなかったので、僕たちの一番敵というか、後半(の戦いで)、考えなきゃいけない相手は36号車と3号車だったのかなと思います。
──そのあと、FCY導入直前の46周目のピットインは、チームとしてほぼ予定どおり、戦略どおりでしたか? また、松田選手はスリックタイヤでコースインしましたが、自身のスティントはどういう展開になるのか、想定はできていましたか?
松田:ちょうどウェット(コンディション)からドライへの、ちょうど切り替わりのところで……。ドライ(タイヤ装着車)がちょっとずつタイムが出始めたときでした。あとは、36号車が(ピットに)入った翌周に入ろうっていうのも、 僕たちの作戦にはあったんです。それが結果的にいい形で、あの周回にドライバー交代とタイヤ交換をしようという状況になりました。(装着したタイヤは)ちょっと柔らかめだったので、ウォームアップのことも考えなきゃいけないし、路面もまだ完全にドライだったわけじゃなかったんです。タイヤも新品で皮むきができていなかったし、36号車が結構迫ってきてました。36号車に対してはアウトラップでとにかく押さえなきゃいけないっていう……これが最初のミッションだったのですが、そこはタイヤのウォームアップもよくて、うまく押さえることができました。うまくいったかなと思います。
──その矢先、今度はヘアピンでコースアウトによるFCY導入が解除された矢先、アトウッドカーブで2台の車両によるアクシデントが発生し、セーフティカーランに。松田選手はSCラン寸前のタイミングでピットインしてタイヤをウェットに交換しました。これがレースとして大きなターニングポイントになったと思います。あの瞬間、どんな状況でしたか?
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