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モーター スポーツ コラム 2023年5月1日

松田次生選手(No.23 MOTUL AUTECH Z)「いろいろやってきた努力が運として報われた」 | 2023 SUPER GT 第1戦 岡山

SUPER GT あの瞬間 by 島村 元子
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松田:雨は降ってきましたが、まだドライで全然走れたんです。僕は、「雨が降ってきたけど、この先も降り続くか(雨雲)レーダーで見て」ってチームに(無線で)問いかけて。 雨雲レーダーを見たチームは、「多分雨が降り続くし、スリックだと走れなくなるというタイミング」だと(返答した)。たまたまそこでセーフティカーがまた入りそうだったんですよね。で、僕がちょうどダブルヘアピン立ち上がったときに、 「今、SCが出るかもしれないから(タイヤを)替えるなら今がチャンスだよ」と言われて。まだ、クルマのモニターには何もついてなかったので、第1セーフティカーラインを超えられれば(ピットインしても)大丈夫だと思いました。結果、第1セーフティカーラインを超えてちょっとしてから、(SCランを示す)モニターがついたので、「これはすごくいいタイミングだった」と思ったんですけど、もしこのまま雨が降らなかったら、この賭けは失敗するなっていうことも同時に考えていたんですよね。本当に紙一重というか、その先、雨が降ってくれたので、賭けに出て良かったなと思いました。

──チームにウェザーニュースさんが提供するデータがあったからこそ、それを基にして勝負に出たわけですね。一方、ライバル達はSCから赤旗中断となり、レース再開後にタイヤ交換する必要がありました。この様子を松田選手はどう受け止めていましたか?

松田:雨がだんだん強くなってきてたんで、このまま赤旗で終わったら、「僕が(ピットに)入った意味がない」と、すごく不安だったんです。だから「再開しないとまずい」と思ったし、赤旗(中断)時に“タイヤ交換してもOK”とかになったら、それもまずいなと。レギュレーションとしてダメだったので、スリックのクルマは(リスタート後)ちょっと濡れた状況の中で走ってたんですが、その赤旗で終わらなくてよかったなっていうのが正直なところです。

ただ、その後もどんどん雨がすごく強くなってきたので、ちょっと危ないなという気持ちもありました。雨だけならまだしも気温がかなり下がってきたので、僕たちが持ってきたタイヤに対して、雨の量はギリギリ行けたかもしれないですが、冷え過ぎている感じだったので。これで再開すると危ないなと思っていただけに、主催者側があそこで決断(62周走行中に赤旗提示し、レース終了)したのは、すごくいいことだったと思います。(土曜朝)雨でフリー走行で39号車(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)がモスエスで大きいクラッシュしていたこともあったので、もし再スタートして、また混乱が起きて大きい事故になってしまったら、結構危険なので。そういうのも考慮して、62周目までセーフティカーをしっかりと走らしてくれたことによってレースが成立することができたし、結果としてフルポイントをもらえたこともすごく良かったと思います。

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