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現在ランキングTOPのCRAFTSPORTS MOTUL Zは逃げ切ることは出来るのか?
SUPER GTも、いよいよ最終戦を迎える。モビリティリゾートもてぎは、常に最終戦の舞台だったという印象が強いが、コロナの関係もあって過去2年間は富士スピードウェイで行われており、実際には3年ぶりとなる。
言うまでもなく、最終戦は全車ノーウェイト(厳密に言えば、1戦欠場しているGT300の1チームのみ半減)となるため、真の実力が試され、まさにシーズンの集大成ともなる一戦だ。誰もが勝って終わりたいと思っているに違いない。
そして、もうひとつの焦点がシリーズタイトルの行方だ。GT500クラス、GT300クラスとも6チームにチャンピオン獲得の権利が残されている。
GT500クラスは三つ巴の戦いになる?
第7戦での良い流れを活かして逆転優勝を果たしたいAstemo NSX-GT
前回のオートポリスで、サクセスウェイト半減とはいえ、54kg相当だった千代勝正/高星明誠組のCRAFTSPORTS MOTUL Z、そして51kg相当だった平峰一貴/ベルトラン・バゲット組のカルソニックIMPUL Zは、ともに苦戦を強いられていたが、それでも7位、6位に踏み留まったことでランキングのトップ、2位をキープ。その一方で、37kgで臨んでいた、松田次男/ロニー・クインタレッリ組のMOTUL AUTECH Zは14位に終わり、ランキング3位から陥落したばかりか、王座獲得の権利さえ逃してしまう。
対して、前回の優勝、そして2位を得たことで、ランキングでも3位、4位に食い込んできたのが、塚越広大/松下信治組のAstemo NSX-GTと山本尚貴/牧野任祐組のSTANLEY NSX-GTだ。こと、Astemo NSX-GTに至っては公式練習でクラッシュし、マシンにダメージを負っていたのが、ぎりぎり予選に間に合って4番手を獲得。まさに地獄から這い上がってきていた。
他に権利を残すのは、サッシャ・フェネストラズ/宮田莉朋組のKeePer TOM’S GR Supraと、大嶋和也/山下健太組のENEOS X PRIME GR Supraの2台。つまり、3メーカーきっちり2台ずつ並んで、可能性を持つこととなる。
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