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モーター スポーツ コラム 2022年10月18日

平手晃平選手(No.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z)「積み重ねてきたものが結果として表れたという意味で、すごく手応えを感じる」 | SUPER GT第7戦

SUPER GT あの瞬間 by 島村 元子
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──とはいえ、コース復帰後は100号車・山本尚貴選手との攻防戦は、見どころがありました。逆転を目指し、どんなシナリオを描いていましたか?

平手:ピット出たタイミングで17号車と100号車に先行されたのはもう目視できていました。彼らは数周前にピットに入っているので、タイヤ的には僕の方がフレッシュ。前半(スティントの佐々木)のペースを見ても速かったし、(自分も)追い越すところまで行けるだろうと思ってたので、アウトラップからプッシュして先を行く山本選手をまずパスして、17号車まで行けたらな、と思って走っていました。ラップタイムを見てると17号車がちょっとペース遅くて、途中100号車と24号車が結構近づいたタイミングで100号車を抜き切っていれば、17号車までたぶん届いただろうなと思うんですけど……。山本選手のうまいブロックに阻まれてなかなか突破口を見出だせないというか、何回か仕掛けたんですけど、やっぱり彼もうまくて(苦笑)。なかなかパスすることはできなかったので、悔しかったですね。ピットで遅れたものをなんとか自分で取り返せたらなと思ってたんですけど、攻略するのに手を焼きましたね。

──山本選手とのバトルですが、実際どのような駆け引きがあったのでしょうか?

平手:ホンダ勢のエンジンの特性上、最終コーナーを立ち上がると僕らはちょっと離されてしまうんです。逆に、Zは富士でも速さ見せてるように、ストレートエンドに向けてすスリップに入ってすごくエンジンが伸びていくので、僕としてはもう少し最終コーナーを引っ付いて立ち上がってこられたら、もっと早い段階で横に並べる状態に持っていけたかなと思います。そこを山本選手も(バック)ミラーで見ながら、最終コーナーで少し(24号車と)離れるので“1コーナーでイン側を差されないように”、“とにかくイン側を開けないように”と、僕の行き先を阻んでいたはず。一度、1コーナーで並びかけたとき、僕はアウト側にクルマを振ってレイトブレーキングでターンインしていこうと思ったんですけど、山本選手のクルマはやっぱり曲がってなくて、アンダーステアが強く出てたんです。仮に外からまくろうとして前に出たところで、彼が曲がり切れずにたぶん当たってしまうっていうのも想定できたので、“アウトから並んでコーナーを立ち上がるのはやめた方がいいな”って。一瞬並びかけて、ターンインしてったんですけど、“このまま来たらたぶん山本選手が曲がり切れなくて、僕を押し出すだろうな”、“すごいリスクがあるな”と思ったんで、そこで一歩引いて立ち上がりでクロス(ラインを)掛けようと思ったりもしました。そういうのを何周かやってると、“ここまで防げば、たぶん(その先も)防げるだろう”っていうのが、山本選手の中で分かってきて、そこをうまく押さえ込められちゃったなって思います。

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