人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

モーター スポーツ コラム 2022年10月18日

平手晃平選手(No.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z)「積み重ねてきたものが結果として表れたという意味で、すごく手応えを感じる」 | SUPER GT第7戦

SUPER GT あの瞬間 by 島村 元子
  • Line

──平手選手自身、ヨコハマタイヤの開発は今年一年目ですが、これまでGT500クラスに参戦する全タイヤメーカーを経験されていますよね!?

平手:まぁ自分で選んだわけではないんですけど、そういう巡り合わせで(笑)。ダンロップ(2009年~)から始まって、ブリヂストン(2011年~)、ミシュラン(2019年~)、ヨコハマ(2022年~)と各メーカーを経験していることもあり、今シーズンはそういう意味も含め、「君のスキルでヨコハマの開発をさらに進めてほしい」という日産陣営の思いがあっての移籍だったので。今、フルにフィードバックをして、ヨコハマタイヤさんと一緒に開発してる感じですね。

No.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z

No.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z

──今シーズンから投入されたNissan Zも、タイヤ開発のフィードバックに活かされているのでしょうか? また、その積み重ねが今回のポールポジション獲得に繋がったと思いますか?

平手:技術的なことはアレ(秘密)なんですけども(笑)、昨シーズンまでのGT−Rと比べるとやっぱりZは空力がすごく安定していて、コーナーに入ったときにマイルドな感じでずっと安定しているので、ヨコハマタイヤとその辺がすごくマッチしていると感じますね。鈴鹿は特にオートポリスと似てる感じだと思うんですけど、ハイスピードが続くようなコーナーがあったりとかそういったところでの空力バランス、またZとサーキットの相性もそうですが、タイヤとのマッチングも鈴鹿と同じぐらいピタッと合ってると感じていました。レースウィークに入る前から、“オートポリスはそこそこ走れるだろうな、そこそこ上に行けるだろうな”っていう感触もありました。

──レース中、24号車のルーティンワークは27周終わり。逆に、うしろを走っていた100号車(STANLEY NSX−GT)、17号車(Astemo NSX−GT)に対して少し遅らせる形を採りました。この理由は?

平手:当然ミニマム(最低周回数に当たる22周過ぎ)付近で周りが動くだろうと想定できていたんですが、僕らとしてもタイヤ自体がオートポリスで投入するのが初めてだったので、ミニマムで入って(残りを)走り切れるかどうかっていう要素的なものが、まだ僕らの手の中になかったっていうのも正直ありました。周りが動いて、その翌周や翌々周に入ったところで、やっぱり40周以上は後半のスティント走らなきゃいけない。タイヤがバーストしてしまったり壊れてしまう可能性もゼロではないというところもあったし、大樹のラップタイムもそんなに悪くなかった。むしろ、(ピットインを)引っ張ってる……というか、ピットに入ってない中ではかなりいい方にいたので、このままもう少し周回数を伸ばして後半に繋げられればという考えと、タイヤの不確定要素の部分があったので、おそらくチームも早く(ピットに)入れるっていうことを躊躇してしまったがために、(タイミングが)遅れてしまったんじゃないかなと。村田(卓児エンジニア)さんも「どうする?」ってピットに入るタイミングを悩んでたんですけど、僕もモニターで大樹のラップタイムを見て、「もう少し様子を見てもいいけど、周りが動いたらやっぱり動かざるを得ないよね」くらいな感じでコメントはしてたんですが……。判断的にチーム側が「もうちょっと、もうちょっと」って言ってる中で周りが動き始めて、「どうしよう、どうしよう」……っていう感じになって、さらに遅れてしまったみたいな感じでした。

  • Line

関連タグ

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
モーター スポーツを応援しよう!

モーター スポーツの放送・配信ページへ