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モーター スポーツ コラム 2022年10月14日

観て楽しい、走る側も楽しいアジアのGTが帰ってきた。GTワールドチャレンジ・アジア復活初年度は成功裏に終わる

SUPER GT by 平野 隆治
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ジャパンカップでは毎戦20台を越えるエントリーを集めたGTワールドチャレンジ・アジア

GT3のレースということで、すでに日本にはSUPER GT GT300クラス、さらにスーパー耐久ST-Xクラスが存在しているが、このGTワールドチャレンジ・アジアはSUPER GTのマルチメイクに対し、タイヤはワンメイク。一部不満の声はあったが、バランス・オブ・パフォーマンス(BoP)がかなり有効に機能していたことを感じさせ、チーム力、そしてドライバー力が結果に直結した。エントラントからは、タイヤで戦力差が出ないレース運営、車種によるピットストップ時間の差がないことなど、このシリーズならではの公平性に高い評価が聞こえた。

シーズンを振り返ってみると、日本での4戦を含む全5戦で争われたシリーズだが、最終的にチャンピオンを決めたのは木村武史/ケイ・コッツォリーノ組CarGuy Racing。シーズン2勝に加え4回の表彰台と速さを見せつけ、オーバーオールのチャンピオンに加えジャパンカップではオーバーオール、プロ-アマと三冠を達成した。SUPER GTやヨーロピアン・ル・マンにも挑戦するなど、メキメキと速さを身につける木村、そしてコッツォリーノとフェラーリの速さが結果に結びついた。

総合優勝を決めたCarGuy Racingの木村武史/ケイ・コッツォリーノ組

木村/コッツォリーノ組とチャンピオンを争ったのは、マレーシアはジョホール州の王子であるプリンス・アブドゥル・ラーマン・イブラヒムとニック・フォスターのコンビ。彼らを擁するトリプルエイトJMRのメルセデスAMG GT3は2台体制で全戦に参戦し、高いパフォーマンスを披露。日本チームにとって強力なライバルとなった。

そして、オーバーオールでのチャンピオンを狙い第1戦から参戦した唯一の日本チームがYogibo Racing。横溝直輝/藤波清斗/密山祥吾という強力なラインアップで、シルバークラスからの参戦となったが、プロ同士が組むシルバークラスはハンデがあり、初優勝はSUGOまでお預けに。最終大会の岡山までチャンピオンの可能性を残したが、残念ながら届かなかった。しかしYogiboはシリーズ全体への協賛も行い、シリーズが盛り上がる一端を担った。特にウイナーだけが座れるYogibo Maxの贈呈は、表彰式の新たな風景として印象深いものとなった。

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