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笹原右京選手(No.16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT)「雨が降ってきたときの判断として、僕らの頭の中にはもうステイアウトしかなかった」
SUPER GT あの瞬間 by 島村 元子No.16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT
──今回は不安定なコンディション下では、コース上のライバルだけでなく、もうひとりの自分が敵だったかもしれませんね。
笹原:本当に間違いなくそうだったかなっていうのはありました。攻めたい気持ちを耐えた次は、ウェットタイヤで最後まで走れるわけはないと思っていましたし、いずれにせよすごくドライアップしてくることをもう体感してたので。どのタイミングで正しい判断を下せるかっていうのが大事なポイントになると思っていたし、それまでは最低限(タイヤを)持たせないといけないと思ったし。本当にすごく難しかったです。
──そんな中、49周目終わりでピットイン。レース後にコメントされていましたが、 ピットに入りたいと思ったタイミングでチームが指示を出してくれたそうですね。
笹原:事前に、自分からチーム側へ情報をトスしていました。タイヤが結構厳しかったし、路面が結構ドライアップしてきてたので。同時にチームも視野を広くレース全体を見渡していました。もっと早い段階でドライタイヤを履いてたチームもいたので、自分たちの状況と比較しながら他車のタイムとか状況を追いつつ……本当にそういう場面になればなるほど、一周遅れて(ピットに)入るか一周早く入るかで、“運命の別れ道”みたいなところだったので。本当に自分がもう入りたいと思ったタイミングで呼んでくれたのは、常にコミュニケーションが取れていたから。これが一番大きいですね。加えて、(タイヤを)替えてドライでコースインした時に、タイヤを含めてどういうパフォーマンスを発揮するかをちゃんと把握できていたことが、その戦略に踏み切れた一番の要因だったと思います。
──笹原選手からは、「チームと一緒に」、「またチームとミーティングをして……」というコメントをよくお聞きします。チームとは濃密なコミュニケーションが取れているのですね。
笹原:SUPER GTではドライバーがふたりいるし、タイヤメーカーさんもいろいろ関わったりするし、結局のところ最後はやっぱり“人と人”だと思っています。うまくいく、うまくいかないというのは、そこでいかにコミュニケーションを取ってお互いを理解して前に進めるか、なので。そこが大事だというのは、SUPER GTに参戦してからすごく感じています。初めて表彰台を獲ったのは、2020年のデビューのときだったんですけど、あの時と今回の表彰台では、自分の感覚というか、立場がもうまったく違います。今はどちらかというとチームを引っ張っていかないといけないところも結構あるんですが、表彰台に乗るまでの苦労であったり、いろんなことを踏まえても、本当に大変だったということを自分でより理解できました。今は、“次は優勝”というところで、それを目指せる土台がようやく出来上がりつつあると思います。優勝を目指すために、また何か次の一手を考えないといけないし、もっと(チームを)引っ張っていかないといけないと感じてます。
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