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今シーズン2度目の鈴鹿決戦を迎えるSUPER GT
前回の富士スピードウェイ同様、今季2回目の開催となる鈴鹿サーキット、そして決勝レースが2戦連続で450kmの戦いとなるSUPER GT第5戦。つまり、さまざまな要素が今年初めてではないレースではある。
通常、300kmでレースは争われるが、これより長い距離はたとえば、500kmであったり、300マイルであったりした。ただ、その際ピットストップにはドライバー交代を伴うとか、タイヤは必ず交換しなくてはならないといった、むしろ制約が多かったのが、現在の450kmレースにおいて義務づけられているのは、2回の給油だけ。
これが作戦に幅を持たせるのだな……というのが、前回明らかにもなった。2ピットのうち1回はタイヤ無交換であるとか、後半スティント2連続走行とか、極端な話GT300クラスでは、2チームが1周目にもうピットに入っていた。まぁ、この作戦は不発に終わったが。逆に積極策が裏目に出て、タイヤに負担がかかり過ぎ、後半にペースダウンを余儀なくされたチームもあり、当たり前だが450kmレースにおける、正解の戦い方はまだ明かされてはいない。
もしかしたら今回、近似値は出されるかもしれないし、また新たな戦い方が提示されるかも。面白いことになってきた!
前回、予選では見せたヨコハマ勢だったが…
3戦連続でPPを獲得したWedsSport ADVAN GR Supra
前回の富士における予選でのトピックスは、ヨコハマ勢の上位独占だ。国本雄資/阪口晴南組のWedsSport ADVAN GR Supraが3戦連続でポールポジションを獲得し、佐々木大樹/平手晃平組のリアライズコーポレーションADVAN Zが2番手につけていた。
「3戦連続」は偉業であったが、決勝ではスタートからペースが今ひとつ。WedsSport ADVAN GR Supraの国本は徐々に順位を落としていったのに対し、リアライズコーポレーションADVAN Zの平手は3周目からトップに立ち、そのまま佐々木にバトンタッチ。佐々木もまたトップをキープし続けていたが、2度目の平手への交代はやや時間を要した感も。
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