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ほぼ同じサクセスウエイトを積む、関口雄飛/中山雄一組のDENSO KOBELCO SARD GR Supraも30kgということもあって、そろそろの期待がかかる。そしてホンダ勢では山本尚貴/牧野任祐組のSTANLEY NSX-GT、野尻智紀/福住仁嶺組のARTA NSX-GT、塚越広大/松下信治組のAstemo NSX-GTには、揃ってチャンスありと予想する。この3台はいずれも、ここまで4戦すべてで入賞を果たしており、安定感は抜群。ただ、ほんのちょっとの何か、勝つための“調味料”が足りなかった印象もあり、それを手に入れられたなら、揃っての上位入賞も夢ではなさそうだ。
メルセデス勢はリベンジなるか!?
第4戦ではホイールのトラブルで悔し涙をのんだLEON PYRAMID AMG
GT300クラスで前回、今季初優勝を飾ったのは井口卓人/山内英輝組のSUBARU BRZ R&D SPORTだった。ポールポジションこそ逸したものの、大前提の最前列からスタートを切り、しっかり上位につけていたことが功を奏して、やがてトップに浮上。終盤に繰り広げた安田裕信/石川京侍組のGAINER TANAX GT-Rとの死闘は、このレースのハイライトともなった。
だが、メルセデス2台を立て続けに襲ったアクシデントがなければ、ここまで完璧な展開となったかどうか…。
まず、ポール・トゥ・ウィンもかくや、という勢いをスタートから見せていたのが、蒲生尚弥/篠原拓朗組のLEON PYRAMID AMGだった。いきなり逃げの展開に入り、順調にレースを進めていたかのように思われたものの、ホイールにトラブルが生じ、わずか18周でリタイア。さらに中盤からトップを改装した谷口信輝/片岡龍也組のグッドスマイル初音ミクAMGも、タイヤが音を上げて大きく順位を落としていた。
ことLEON PYRAMID AMGは、走り初めからほとんどセットを変更せずに済んだとされ、仕上がりとしては完璧な状態だった。トラブルは原因不明とされたが、おそらく現在は究明されて、対策も施されているはず。あのスピードを見せられたからには、今回リベンジに期待と、言わざるを得ないのではないか?
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