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高星明誠選手(No.3 CRAFTSPORTS MOTUL Z)「もう1回勝って20点というポイントを積み重ねたい」
SUPER GT あの瞬間 by 島村 元子──鈴鹿戦に向け、限られた時間でスタッフの皆さんがクルマを準備されましたが、ドライバーはクルマの個体差をフィーリングとして感じるものですか?
高星:結構明確に“モノの差(個体差)”というのはあったんじゃないかなと思いますが、ただ同じサーキットで走ってないし。鈴鹿をそのクルマであまり走ってなかったので、ほんとにそれが”モノの差”なのかどうか。例えば、セッティングを変えた差なのかというのは、正直はっきりとはしてないので。その部分は、今後違うサーキットで確認できるんじゃないかなと思ってます。
3号車 CRAFTSPORTS MOTUL Z
──高星選手としては、今シーズンはクルマだけでなくチームも、コンビを組むドライバーも変わり、そしてタイヤも変わりました。ほとんど”初ものづくし”の状態でシーズンを戦っていますがが、そのアジャストは大変なんですか?
高星:4年間、KONDO RACINGにいたんで、(チームとしての)やり方っていうのは、4年もやればわかりますよね。チームが何を求めてるとか、スタッフが僕に何を求めてるかってことは。すごく勝手が分かるという意味で、そこに対してストレスなくやれていました。ところがチームが変わると、「自分で何をやればいい?」「相手は自分に何を求めてる?」っていうのをまた探りながらやらなきゃいけない。クルマのセッティングに対しても、「僕はこう望んでる」けど、「千代さんはどう望んでる?」っていう擦り合わせも必要ですし。
その中でも、僕にとって一番大事なのはタイヤの使い方でした。(KONDO RACINGでの)ヨコハマタイヤと(3号車での)ミシュランタイヤでは、タイヤのグリップの出方だったり、特性が違うので。そこを自分がどうアジャストしていくかが一番大きかったです。
──決勝は、スタート前に気温が30度、路面温度が50度まで上昇。夏のレースに近いような状況になりました。3号車は暑さにも強いミシュランタイヤなので、自身そしてチームとして、どのようなレースができるだろうと思いましたか?
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