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SUPER GT 第5戦:山内英輝(No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT)「楽しみながらレースができているので、僕は今すごく幸せ」
SUPER GT あの瞬間 by 島村 元子僕、後半(を担当するのは)あまり好きじゃないんですけど……最初に早く終わらせたいので(苦笑)、できればスタート(担当)がいいなと思うんですが、前半が短くなって後半が長くなるのであれば、と思い、『大変なところはお互いちゃんとシェアしてがんばろう』というようなことをSUGOの金曜日のミーティングでしゃべっていたら、いきなりそこでもう、『今回からそうしよう』ということになって……。(山内自身は)『……ん、うん』と思いながら……(承諾した)(苦笑)。
※2:参考までに、開幕戦岡山では第1スティントの山内が29周、第2スティントの井口が47周を担当。また、第4戦もてぎは山内の第1スティントが19周だったのに対し、第2スティントの井口は39周を担当している。
山内英輝選手
──一方の井口選手も、久々のスタート担当で不安はなかったのでしょうか?
山内:卓ちゃん、めちゃくちゃ緊張してて……。僕、もう結構色んなところでしゃべってますが、ヘルメットを被ってから無線のジャックをいつもなら簡単にピッと挿しているんですが、全然差し口が見つからなくて、逆に反対から入れようとしているところのシーンを見て……。『緊張しすぎじゃない!?』って言ったんですが、『これは大丈夫なのかなぁ!?』って(笑)。緊張感がすごく伝わって、ものすごく不安になりました。でも、走り始めたらすぐ(後続との)2、3秒のマージンがパッとできたので、『あっ、大丈夫だな』と思いました。それまでは結構ドキドキしていました。
──ルーティンのピットインは37周終わり。タイミングとしては戦略どおりでしたか?
山内:本来はもうちょっと短かったです。最初のタイヤが柔らかめだったので後半は硬い方で行くしかないだろうと言っていたのですが、井口選手のペースがずっと良かったので、(2位の55号車)ARTAにはちょっと追いつかれてはいましたが、できるだけ引っ張ってほしいなという感じがありました。井口選手がしっかりタイヤのマネージメントをしてくれたおかげで、約半分まで行って、僕も後半ソフトで行けたので、それが今回一番大きかったと思いますね。30周手前くらいでソフト(タイヤ)が終わっていたら、(山内のスティントで)ハード側を選ぶしかないので。そしたらたぶんなかなかどこまで引き離せるかとか、ペース的にもソフトより落ちたので、そこの判断は大きかったと思いますね。
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