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モーター スポーツ コラム 2021年9月3日

SUPER GT 第3戦:堤 優威(No.244 たかのこの湯 GR Supra GT) 「安堵の気持ちとうれしさと、申し訳なさの全部が混ざっていた」

SUPER GT あの瞬間 by 島村 元子
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──ヒヤリとした接触を経て、念願のクラストップチェッカーを受けました。そのときどのような気持ちが最初にありましたか?
堤:えっと……(苦笑)。無線で『ぶつかってすみません』と言いました(笑)。チェッカーのときに、チームから『よっしゃー! 優勝だよ!』と言われたときに『ありがとうございま~す』と。そのあとに『ほんと、ぶつかって申し訳ございませんでした~』って言いながら、1コーナーを曲がっていきました。みんな(優勝して)『よっしゃーっ』ってなる場面だと思うんですが、(接触で)たぶん左フロントのカナードが取れてしまったので、ドライブしていてちょっと曲がらなくなってしまったなと思いつつ最後まで走り切れるかなという不安とその中でチェッカーを受けたので、安堵の気持ちとうれしさと、申し訳なさの全部が混ざっていました。

チームにとっても悲願の初優勝を果たした

チームにとっても悲願の初優勝を果たした

──心底うれしい気持ちが出てきたのは、いつになってからですか?
堤:表彰台が終わってからですかね。結構(レース中は)車内も熱いし、乗り終わったあとは結構疲れていて。インタビューのときもマスクをするので呼吸が苦しくて。落ち着いたのは、表彰式が終わったときくらいに、やっとうれしいなという気持ちになりました。チームのみなさんとは(ピットの)片付けが終わるくらいにやっと合流して。最後には記念撮影もしましたが、感謝の気持ちを無線で伝えただけだったので、ちゃんと顔を見て『ありがとうございました』と言えて良かったです。まだ4戦目ですが、ありがとうという気持ちが大きくて、このチームで良かったなと思いました。あと、チームオーナー(大野剛嗣エントラント代表)がコロナ禍でサーキットに来られておらず、まず電話ですぐに報告させていただきました。チーム結成2年目ですが、(オーナーからは)『まず表彰台』とずっと言われていたのですが、初表彰台が初優勝ということでいいプレゼントができたかなと思います。レース後、三宅選手は『人のレースを観てるの、こんなに心臓が痛いんだ』って言ってました。(堤が)5号車に引っかかっているときも、控室でずっと『どいてくれ!』と連呼していたそうです。僕より彼のほうが熱かったかもしれないですね。

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