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モーター スポーツ コラム 2021年9月3日

SUPER GT 第3戦:堤 優威(No.244 たかのこの湯 GR Supra GT) 「安堵の気持ちとうれしさと、申し訳なさの全部が混ざっていた」

SUPER GT あの瞬間 by 島村 元子
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──迎えた38周目、ついにトップ奪還。その後、緊張することはなかったですか?
堤:あのときGT500クラスは来ていなかったのですが、僕らはダンロップコーナーが速かったので、平木選手は多分バックミラーで大きくなってくる(244号車の)姿を確認していたと思います。デグナーの1個目で彼がちょっと内側の縁石に乗ってしまい、クルマがはねたときに『ここしかない!』というところで2個目に向けてインに(クルマを)ねじ込んだ感じです。そのときは(監督の田中)哲也さんから『よくやった!』と言われて。『あと、落ち着いて走れよ」という言葉をいただきました。(クラストップを奪取後)僕自身、そんなに緊張はなくて普通に走っていれば後ろは引き離せるだろうと思っていたので、とくにミスすることもなく平常心で走ることができました。

──とはいえ、チェッカーわずかとなった46周目、ヒヤリとする場面(※4)がありましたよね!?
堤:(苦笑)。あのときも、チーム無線で(監督の田中)哲也さんから『もうちょっとやから安心していけよ』と言われてて、『了解です!』と。『GT500クラスが来てるから、ちゃんと避けてなぁ』、『了解です』と言った2秒後にああなってしまったので……。僕自身、しっかりと見てはいたんですが、GT500クラスの36号車(au TOM’S GR Supra)の坪井(翔)選手とは普段からしゃべる間柄なので、お互いちょっと油断したというか……。僕からしたら『来ないだろう』と思ったし、向こうも『避けてくれるだろう』と思った不注意から来る接触だったんです。お互いよく見えていたので、接触も最低限で抑えることができて、今思えば結構チームに対してはだいぶヒヤヒヤする場面だったと思いますが、無事走れて良かったです。(レース後)表彰台に向かうときに、(坪井から)『優威、さっきはゴメン』、『いや俺のほうこそゴメン』と言いました。のちほどLINEでも謝られて。『いや、大丈夫だよ』と返しました(笑)。

※4:S字コーナーの入り口でNo.36 au TOM’S GR Supraが244号車のインに飛び込み、接触。S字のグラベルを突っ切る形で244号車はコース復帰する。

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