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モーター スポーツ コラム 2021年6月21日

2021年WRC第6戦サファリラリー・ケニア “19年ぶりのWRC復活”

Mr.フクイのものしり長者 de WRC ! by 福井 敏雄
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97年のサファリラリーを制したスバル・インプレッサWRC。

サファリラリーは、かつて1953年に英国エリザベス女王戴冠記念として開催され、ケニアとその隣国ウガンダ、タンザニアの3カ国を舞台にした長距離ラリーでした。過酷なイベントとして全世界に知られ、日本でも冒険ラリーのイメージでモータースポーツに関心が薄い人でもサファリだけは知っているような状況でした。WRCになる前から発展途上の日本車メーカーはこのラリーに関心を示し特に日産、三菱、スバルが早くから参戦しています。特に日産は1970年にブルーバードSSS、71年と73年には240Zで優勝し当時石原裕次郎が主演した映画も制作され一種のサファリブームがおきました。当時日本車の輸出が本格化し車両の耐久性、信頼性を売り物にする絶好の機会と各メーカーが捉えていたのです。

1988年のサファリラリーで疾走するシルビア S12 200SX。

その後三菱ランサーの2回の優勝、日産の4連勝があり、サファリの名前は益々広まりました。トヨタが出て行ったのは80年代の中盤でGR―Bセリカで3連勝,90年代にも4連勝しています。1995年には藤本選手がセリカで日本人初優勝しています。

日本車の他に多くの欧州車メーカーが参戦しており1970年代~2000年は充実した競争時代でした。ミッコラ、ヴァタネン、メッタ、ニコラ、アンダーソン、ワルデガルド、ビアシオン、カンクネン、オリオール、サインツ、マキネン、バーンズ、マクレーなどほとんど全てのレジェンドドライバーたちが勝利者リストに上がっています。

イベントそのものは少しずつ変化しています。当初は全工程4000キロ~5000キロ。タイムコントロール間を指定速度で走る方式ですが、指示速度が高いので実際には全コース全力走行。遅れた時間がペナルティとなりこれが少ないほうが優勝となります。道路は一般車両と混走で非常に危険です。給油、サービス、チームヘリの使用は自由でした。

1953年~1960年まではケニア、タンザニア、ウガンダの3カ国で開催。1960年に改名し“East African Safari Rally” となりました。1970年から“Kenya Safari Rally”と改名。1996年には“SS方式”つまり他のWRCイベントと同じ方式に変更しました。

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