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SUPER GT第3戦プレビュー
SUPER GT第2戦は、KEIHIN NSX-GTの塚越広大/ベルトラン・バゲット組が優勝を飾り、2戦連続の「GR Supra祭り」は回避された。トップ争いもARTA NSX-GTの野尻智紀/福住仁嶺組との間で繰り広げられていたから、その印象はより強いのではないだろうか。
さて第3戦は初めての連戦だった富士スピードウェイから、舞台が鈴鹿サーキットに移されての開催となる。前回もインターバルは3週間しかなかったが、今回は2週間で今後も似たような状況だから、次第に慣れていくのだろう。コースも違えば、手をかけられる時間も少ないことが、果たしてレース展開にどう影響を及ぼすのだろう?
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クラス1規定に則り、本来のミッドシップからFRに改めたホンダNSX-GTが、わずか2戦で優勝とは正直言って予想外だった。とはいえ、ホンダも以前はHSV-010を走らせており、FRの経験がないわけではない。時代が変わって、また進化の度合いが違うとはいえ、過去のデータが活かされたとも考えられる。むしろミッドシップだから追っていた重量面などのハンデから解放され、その点においては腕の振るい甲斐はかえってあったかもしれない。
いずれにせよ、開幕戦から一発の速さは認められていたNSX-GTながら、スティント後半の落ちが大きいのが弱点とされていた。だが、第2戦のKEIHIN NSX-GTに関しては、それが感じられなかった。塚越によれば、彼らだけが『正解』をつかんでいたようだ。
「開幕戦では僕たち、トラブルがあったけれど、それがなく走り続けていれば、上位に行けたんじゃないでしょうか。他のNSX-GT勢よりも僕らの方が、いいセットを見つけていると考えています」と塚越。このコメントがブラフでないなら、40kgのウエイトハンデを背負ってなお、今回の鈴鹿でも上位につけられるのではないだろうか。
おそらくARTA NSX-GTも、それに近い『正解』を見つけているはずだ。それは一時トップを走ったことで明らかだし、野尻のアウトラップのスピンがなければ、少なくても2位には入れた。あるいは、もう少しタイヤのウォームアップが早ければ、スピンせずに済んで逃げ切れた可能性もある。
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