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モーター スポーツ コラム 2019年9月24日

SUPER GT第7戦レビュー:またしても天候に翻弄された決勝レース。初めて尽くしの優勝を飾ったのは……

SUPER GT by 秦 直之
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激戦&ドラマの続く2019年のSUPER GTは、いよいよ残る戦いが2戦のみとなった。シリーズ第7戦の舞台はスポーツランドSUGO。ウエイトハンデが半減する一戦ながら、昨年までSUGOは第6戦としてレースが開催されていたため、抱える負担もこれまでとは異なってくる。軽さと時期を考えれば、レコードタイム更新はもはや必至とも言えた。

予選は、まずまず順当な結果に。ところが、決勝は……。またしても気まぐれな天気に見舞われ、タイヤ選択の妙で、あっさり明暗が分かれる。そして、レース中盤からは雨足が変化。とにかくめまぐるしく順位が入れ替わった結果、嬉しい初優勝を飾ったのは、CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rの平手晃平/フレデリック・マコヴィッキィ組。チームにとっても、大型移籍後のドライバーにとっても初めて、今シーズンという尺度では、日産やミシュランにとっても初めての勝利という記録的な一戦となった。

そしてGT300ではポイントリーダーである、ARTA NSX GT3の高木真一/福住仁嶺組がようやく優勝を飾り、チャンピオン獲得に大きな前進を果たすことに。

前回に続いて来た! KEIHIN NSX-GTがまたもポールポジションを獲得

今度は台風17号接近の影響で、またしても危ぶまれた週末の天候だったが、こと土曜日に関してはドライコンディションが保たれることに。予選のQ1ではau TOM’S LC500の中嶋一貴がトップで、2番手はModulo Epson NSX-GTの牧野任祐が獲得。3番手でKEIHIN NSX-GTのベルトラン・バゲットが続いていた。

Q2はRAYBRIG NSX-GTの山本尚貴がチェッカーが振られるとともに、レコードタイムを更新してトップに立つも、その直後にKEIHIN NSX-GTの塚越広大が1分10秒を切る、圧倒的なタイムを叩き出して逆転に成功。2戦連続のポールポジションを獲得した。3番手はau TOM’S LC500の関口雄飛。

「セットアップが煮詰まってきたという感触があり、来年GT500はクルマが入れ替わることを思えば、今がいちばんの仕上がりなんじゃないかと。Q1でも好タイムが出ていましたが、Q2の方が温度も下がって、タイムが出やすいコンディションだと思っていました」と塚越。きになる決勝の天気に関して、「私たちはドライでもウェットでも、パフォーマンスに影響が出ないほどクルマは仕上がっているから、どっちでも不安はない。もちろん、見にきてくれるファンの皆さんは、ドライコンディションの方がいいだろうけど」とバゲットは語っていた。

Q1が2グループに分けられたGT300では、AグループのトップがMcLaren 720Sのアレックス・パロウで、BグループのトップがModulo KENWOOD NSX GT3の大津弘樹。だが、それぞれのパートナーがQ2で10番手、9番手に留まってしまう。そのQ2でトップに立ち、やはりレコードタイムを更新して、今季初のポールポジションを獲得したのは、公式テストでも好調だったSUBARU BRZ R&D SPORTの山内英輝。昨年、ポール・トゥ・ウィンを飾ったコースということもあり、井口卓人ともに今季初優勝の期待がかかった。「山内選手はSUGOがスゴ〜く速いですね」は、井口の定番コメント。「ウェットのレースには正直、不安しかないですが、できるだけ頑張ります。スバルにはAWDがあるので、降ったら切り替えていきたいと思います」と山内。これも最高のリップサービスだ。

2番手はARTA NSX GT3をドライブする、ランキングトップの高木/福住組が、そして3番手はHOPPY 86 MCの松井孝允/佐藤公哉組が獲得している。

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