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サッカー フットサル コラム 2018年10月4日

チェルシー対リヴァプールのスペクタクルはオープンでアグレッシブな両指揮官がもたらしたもの

後藤健生コラム by 後藤 健生
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イングランドは、もともとアグレッシブなサッカーを好む国だった。遠い昔、フットボールの統一ルールが制定され、サッカーという新しいスポーツができた頃。ボールより前にいる選手は(現在のラグビーと同じように)すべてオフサイドだった。ボールを前に運ぶためには、ドリブルで押し込むか、キックを蹴り込んで後方から選手が殺到するしかなかった。パスで下げてしまっては、再びパスを前に送ることができないからだ。

その後、オフサイド・ルールが変更となり、前方へのパスが可能になってからも、昔風のドリブルやロングボールを使った攻防はイングランド・サッカーの華だった。だが、ヨーロッパ大陸でパスを使った緻密なサッカーが発展するとイングランドは弱体化してしまった。

一方、もともとパス・サッカーを志向していたドイツでは、1970年代以降スピードを追及するあまり、雑でもいいから早いタイミングでボールを前方に送り込み、受け手が走ってパスつなぐというサッカーが横行。「ドイツのサッカーは、強いけれども面白くない」と酷評を受けるようになった。

イングランドでは、その後、フランス人やスペイン人、ポルトガル人の指導者が何人もやって来てサッカーの近代化を進める。だが、ポゼッション志向のサッカーは今一つイングランドという風土にしっくりこないところもあった。

一方、ドイツでは1990年代に国際舞台で苦戦を強いられたところから、選手の育成が見直され、テクニックのある選手が育ち、そんな技巧的な選手がスピードとアグレッシブさを追求するサッカーで復活を遂げ、世界に冠たるドイツ・サッカーの地位を取り戻した。

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