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サッカー フットサル コラム 2018年4月23日

耐えに耐えて勝った日本女子代表 オーストラリア戦の監督の判断は正しかったのか?

後藤健生コラム by 後藤 健生
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だが、「計算づく」というのであれば、さらに計算を働かせてほしかったのだ。よく考えれば、オーストラリア戦の終盤は勝負に行ってもよかったのではないか。 1対1で迎えた終盤。ここで攻め合って日本にとって得るものは大きかった。まず日本のグループ1位通過が決まる。1位で通過すれば、準決勝はB組2位のタイとの顔合わせとなる。そのまま引き分けて2位になれば相手は中国だ。当然、タイの方が楽な相手のはずだ(実際には、日本は中国相手に3対1で完勝。オーストラリアはタイ相手に大苦戦してPK戦での辛勝となったのだが……)。

さらに、もしオーストラリアを破ることができたら、オーストラリアはグループ3位となって準決勝進出が不可能になる。つまり、日本は決勝戦で最強のオーストラリアと顔を合わせなくてもいいのだ。つまり、グループリーグ最終戦でオーストラリアに勝つことができれば、日本の優勝の確率は大幅にアップするはずだった。

しかし、もし勝負に行って敗れてしまったら日本はグループ3位となってこの大会のタイトル争いから脱落してしまう。そして、ワールドカップ出場権を懸けた5位決定戦に回るのだ。それなら、やはりリスクは冒さない方が良かったのか……。

しかし、A組の順位はすでに前日に決定しており、5位決定戦の対戦相手はフィリピンと決まっていたのだ(この大会、B組が「3強1弱」の「死のグループ」だったのに対して、A組は「1強(中国)3弱(タイ、フィリピン、ヨルダン)」という、じつにアンバランスで不公平な組み分けだった)。

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