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サッカー フットサル コラム 2018年4月23日

耐えに耐えて勝った日本女子代表 オーストラリア戦の監督の判断は正しかったのか?

後藤健生コラム by 後藤 健生
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フィリピン相手に日本代表が敗れることはほとんど考えられないし(実際、5位決定戦でフィリピンと対戦した韓国は5対0で勝っている)。つまり、オーストラリアに敗れても、最低限の目標であるワールドカップ出場権は確保できるわけだ。 つまり、あのオーストラリア戦の終盤、リスクを冒して勝負して勝った場合のプラスと、敗れてしまった場合のマイナスを比較すれば、リスクを冒してみる価値はあったのではないだろうか。そう、僕は考えたのである。 「正解」は分からないし、あの時の高倉麻子監督の判断を批判するつもりも毛頭ない。実際、決勝では「最強の」オーストラリアと対戦して見事に優勝を飾ったのだから何の問題もないし、むしろ若い選手たちが厳しい試合を経験したことは今後のための大きな財産となる。

また、監督が引き分けでよしとした判断の裏には、その時のチームの調子や選手のコンディションなども材料になっているはずだ。 だから、「勝負に行った方がよかったのではないか」という僕の考えはただの思考実験でしかない。オーストラリアと仲良く引き分けた場合と勝負に行った場合の利害得失を考えてみたというだけの話である。

しかし、次に同じような状況が起こった場合にも、やはり戦略的な判断はよほど考えてみないといけないだろう。6月にロシアで開かれる大会でも、そんな判断が要求されるような場面があるといいのだが……。

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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