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サイクルロードレース コラム 2026年7月3日

【ツール・ド・フランス開幕まであと1日】ツール2026注目ライダー紹介:タデイ・ポガチャル

サイクルロードレースレポート by 福光 俊介
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「歴代最高の選手」とも評されるポガチャル

2026年のツール・ド・フランスは、いつも以上に主役候補の多い印象です。「マイヨ・ジョーヌを争うのは彼らだ!」ということで、注目選手をピックアップしていきましょう。もちろん、この男に触れないわけにはいきません。絶対王者、タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ・XRG)です!

2020年にツール初出場で初の個人総合優勝。そのときに魅せた、山岳個人タイムトライアルでの衝撃の逆転劇が、いまに至る彼のスーパーストーリーの始まりでもありました。以来、この6年で4度のツール個人総合優勝。2026年大会は、エディ・メルクスやベルナール・イノーらとならぶ5度目の個人総合優勝、「5勝クラブ」入りにチャレンジします。

その走りは、メルクスやイノーから見ても特別なもののよう。1970年代に数々のタイトルをほしいままにしたメルクスにして、「もはや私との比較の領域ではない」。イノーも「ツール5勝を超えて6勝だって夢ではない」と述べ、自身の現役時代をはるかにしのぐ強さを有していると認めています。

ポガチャルの常に一番にこだわる姿勢を、メルクスやイノーと重ねて見ている人も多いことでしょう。グランツールにおいても、チャンスとあらばステージ優勝を狙いに行く。前回のツールでは、ステージ4勝。マイヨ・ジョーヌを着ながら勝ったステージも2つありました。

そんな彼は、今シーズンも順調そのもの。3月のシーズンインからすでに13勝。パリ~ルーベを2位で終えた以外は出場したレースですべて勝利を挙げています。ツール前の最終レースとして臨んだツール・ド・スイスでは第1ステージから72km独走する離れ業を演じており、本番でも世界中を驚かせる爆走が見られるかもしれません。

ちなみに、ツール・ド・スイス後は、同時開催の女子レースで落車負傷したパートナーのウルシュカ・ジガードさんに寄り添うべく、山岳地帯でのトレーニングキャンプを取りやめ。拠点のモナコで過ごしながら、ツールへ向かう運びになっています。

文:福光 俊介

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福光 俊介

ふくみつしゅんすけ。サイクルライター、コラムニスト。幼少期に目にしたサイクルロードレースに魅せられ、2012年から執筆を開始。ロードのほか、シクロクロス、トラック、MTB、競輪など国内外のレースを幅広く取材する。ブログ「suke's cycling world」では、世界各国のレースやイベントを独自の視点で解説・分析を行う

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