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サイクルロードレース コラム 2026年7月1日

【ツール・ド・フランス開幕まであと3日】ツール2026注目ライダー紹介:ヨナス・ヴィンゲゴーハンセン

サイクルロードレースレポート by 福光 俊介
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王者ポガチャル最大のライバルとなるヴィンゲゴー

2026年のツール・ド・フランスは、いつも以上に主役候補の多い印象です。「マイヨ・ジョーヌを争うのは彼らだ!」ということで、注目選手をピックアップしていきましょう。今回は2022年・2023年のツール王者、ヨナス・ヴィンゲゴーハンセン(チーム ヴィスマ・リースアバイク)を。

11歳で自転車競技の世界に入ると、国内レースを主に走ったジュニア時代を経て、アンダー23カテゴリーで一気にレベルアップ。この頃は、所属チームの斡旋で水産加工工場で働きながら競技と両立。

2019年に現チームでプロデビューを果たすと、同年のツール・ド・ポローニュ第6ステージでプロ初勝利。翌年のブエルタ・ア・エスパーニャでは山岳アシストとして機能し一層の注目を集めると、2021年のツールで個人総合2位とジャンプアップ。この大会も当初はアシストしての参戦でしたが、総合エース交代によってヴィンゲゴーにチャンスがめぐってきた形でした。

圧巻はツール2022年大会。前年まで2連覇していたポガチャルとのマッチアップは、世界を驚かせる大激戦。第11ステージ、コル・デュ・グラノンでの激走は新チャンピオンとなるにふさわしい会心の走り。ツール挑戦2回目で初のマイヨ・ジョーヌ獲得。さらに強さを増して迎えた2023年大会は、怪我の影響で苦戦したポガチャルを尻目に盤石の走り。2年連続で、パリの総合表彰台の中央に立ったのでした。

2024年春にレース中の大事故で一時はキャリア継続が危ぶまれましたが、現在は後遺症などはなく強さを発揮し続けています。ここ2年間はツールでポガチャルの後塵を拝していますが、今季は3年ぶりのツール制覇へ視界は良好。昨年秋のブエルタ・ア・エスパーニャ、今年春のジロ・デ・イタリアを制しており、ツールも勝つとなれば変則グランツール3連勝の偉業も。ジロ以降はツールに向けたトレーニングに集中しており、バルセロナでの開幕で調整が順調だったかを測ることできるでしょう。

絶対王者、タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ・XRG)に対抗する一番手であることは間違いありません!

文:福光 俊介

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福光 俊介

ふくみつしゅんすけ。サイクルライター、コラムニスト。幼少期に目にしたサイクルロードレースに魅せられ、2012年から執筆を開始。ロードのほか、シクロクロス、トラック、MTB、競輪など国内外のレースを幅広く取材する。ブログ「suke's cycling world」では、世界各国のレースやイベントを独自の視点で解説・分析を行う

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