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サイクルロードレース コラム 2026年4月24日

【ジロ・デ・イタリア開幕まであと15日】ピンクの熱狂は峠を超えて。ジロの過酷な山岳が紡ぎ出す「名勝負」の系譜

サイクルロードレースレポート by 福光 俊介
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数々の名勝負を生んだジロの山岳ステージ

ジロ・デ・イタリアは名ライダーが時代を築いた一方で、幾多の名勝負が生まれてきたレースでもあります。

古くは第二次世界大戦後のジーノ・バルタリとファウスト・コッピ。大戦前はライバルを圧倒していたバルタリでしたが、戦後にコッピが台頭したことで状況は変化。やがてコッピの活躍が目立つようになり、バルタリは静かに現役引退を決意します。

21世紀に入ってからの、ジルベルト・シモーニとパオロ・サヴォルデッリの覇権争いも観る者にインパクトを与えました。2002年大会では、早くから主導権を握っていたサヴォルデッリをシモーニが大会終盤で猛追。両者の最終タイム差は28秒でした。

近年のジロの印象として、終盤での大逆転を挙げる方も多いことでしょう。2022年大会では、最終日前日の山岳でジャイ・ヒンドレー会心の走り。それまでマリア・ローザを着ていたリチャル・カラパスを突き放し、劇的な逆転劇を演じました。翌年は、プリモシュ・ログリッチが第20ステージの山岳個人TTでゲラント・トーマスを逆転。最終的な両選手のタイム差はわずか14秒でした。

そして、前回大会も振り返っておかねばなりません。ドラマはやはり第20ステージ。総合でトップを快走していたイサーク・デルトロと、2番手につけていたリチャル・カラパスが山岳区間で牽制状態に。両選手を追う立場にあったサイモン・イェーツがこの状況を嫌って飛び出すと、そのままリードを拡大。それまでの総合タイム差をひっくり返し、大・大・大逆転での個人総合優勝を決めたのでした。

ジロが生み出す壮大なドラマ。ファンなら誰もが惹き込まれるのです。

文:福光 俊介

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福光 俊介

ふくみつしゅんすけ。サイクルライター、コラムニスト。幼少期に目にしたサイクルロードレースに魅せられ、2012年から執筆を開始。ロードのほか、シクロクロス、トラック、MTB、競輪など国内外のレースを幅広く取材する。ブログ「suke's cycling world」では、世界各国のレースやイベントを独自の視点で解説・分析を行う

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