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サイクル ロードレース コラム 2023年7月31日

【Cycle*2023 ツール・ド・フランス ファム:レビュー】世代交代を象徴したトゥルマレ決戦 デミ・フォレリングが真の女王に! ファンフルーテンは6大会守ったグランツール女王の座を退く

サイクルロードレースレポート by 福光 俊介
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総合表彰台 優勝デミ・フォレリング、2位ロッタ・コペッキー、3位カタジナ・ニエウィアドマ

総合表彰台 優勝デミ・フォレリング、2位ロッタ・コペッキー、3位カタジナ・ニエウィアドマ

霧のトゥルマレでのアタックは、新時代の到来を明確にした。その事実だけが真っ白な視界を切り裂いていく。長く揺るがなかった女王の座が入れ替わる瞬間を、われわれは目の当たりにした。

第2回のツール・ド・フランス ファムが7月23日から30日の会期で開催され、最高栄誉「マイヨ・ジョーヌ」を賭けた争いは最終日前日の第7ステージで事実上決着。この大会唯一の山岳ステージでデミ・フォレリング(チーム SDワークス)が圧倒的な力を見せつけると、最後までジャージを守り抜いて個人総合優勝を果たした。

「1週間を通して私たちの成し遂げたことには驚きしかありません。毎日ベストを尽くした結果がマイヨ・ジョーヌにつながったのだと思います。上りであそこまで力を出せたことは、私自身が一番驚いています」(デミ・フォレリング)

大会前の注目は、2021年シーズン以降グランツール(ジロ、ツール、ブエルタ)を勝ち続け、昨年はロード世界選手権も加えた「クアドラプル」を達成しているアネミエク・ファンフルーテン(モビスター チーム)と、初のグランツール制覇を目指すフォレリングとの頂上決戦にあった。春まではタイトルを欲しいままにしてきたフォレリングに対し、5月のラ・ブエルタ・フェメニーナではわずかな差で勝ったファンフルーテン。“絶対女王”として君臨してきたファンフルーテンに、フォレリングがかなりの勢いで迫っていることは明白。ツールはブエルタの再戦として大きな意味を持っていた。

フォレリング擁するチーム SDワークス、ファンフルーテン率いるモビスター チームともに、開幕から成果を上げ続けた。前者はフォレリングとの両輪を成すロッタ・コペッキーが第1ステージで会心の走り。フィニッシュ前約10kmで上った3級山岳デュルトルでチームが主導権を得ると、頂上手前でアタック。メイン集団に41秒の差をつけて逃げ切ったばかりか、エーススプリンターのロレーナ・ウィーベスも2位に入る最高の出足。

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