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サイクル ロードレース コラム 2023年7月31日

【Cycle*2023 ツール・ド・フランス ファム:レビュー】世代交代を象徴したトゥルマレ決戦 デミ・フォレリングが真の女王に! ファンフルーテンは6大会守ったグランツール女王の座を退く

サイクルロードレースレポート by 福光 俊介
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ツール・ド・フランス ファム

ツール・ド・フランス ファム

「ペナルティの後、チームとは数秒とられた分を数分にして返そうと話していました。20秒なんて関係ない、それ以上のマージンを得られるはずだとみんなが言ってくれたのはうれしかったですね。信じてくれる人たちのために、絶対にやってみせるんだと自分に言い聞かせて走りました」(フォレリング)

最終の22.6km個人タイムトライアルは、十分なリードを持つフォレリングにしてみれば新女王着任のアピールの場。とはいっても、しっかり集中して走り切った。ツール・ド・フランス ファム、そしてグランツール初の個人総合優勝。チームの成功に花を添えるべく、ローセルのステージ優勝に続き、自身が2位、コペッキーが3位で上位独占締めまで演じてみせて。

「起伏の激しい8日間でしたが、チームの強さを示す大会になりました。メンバー同士高め合って取り組んできた甲斐があったと感じています。ツール制覇の実感ですか? まだないんです。スマートフォンに届いているメッセージをすべて読み終わった頃に、勝った実感を得られるかもしれませんね。いまはまだ通知が鳴り続けているんです(笑)」(フォレリング)

個人タイムトライアルでは総合表彰台争いの形勢逆転もあり、コペッキーが個人総合2位を確保。チーム SDワークスがワン・ツーフィニッシュを達成した。

「私は総合成績を狙えるような選手ではないと思っていました。本気で狙おうと思ったら、トレーニングからアプローチを変えていかないといけません。今回はチーム戦術とマッチした結果だと思っています。いつかは個人総合優勝? 当面はクラシックとトラック競技に集中しますよ」(コペッキー)

アスパンとトゥルマレで見せ場を作ったニエウィアドマは、課題とされたタイムトライアルでもまずまずの走りで、個人総合3位を確保。2位コペッキーとのタイム差は0.21秒で昨年と同じ総合成績にとどまったが、充足感に満たされている。

「今シーズン、若い選手とマニュス・バクステッド(監督)が入ってきてチームのムードが大きく変わりました。とても刺激的で、私自身もっと上を目指そうという気持ちになれました。現在28歳ですが、まだまだ強くなれる気がしています」(カタジナ・ニエウィアドマ)

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