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【Cycle*2023 ツール・ド・フランス ファム:レビュー】世代交代を象徴したトゥルマレ決戦 デミ・フォレリングが真の女王に! ファンフルーテンは6大会守ったグランツール女王の座を退く
サイクルロードレースレポート by 福光 俊介J SPORTS サイクルロードレース【公式】YouTube
【ハイライト】ツール・ド・フランス ファム 第7ステージ|Cycle*2023
大会ディレクター マリオン・ルスがスターターを務める
「このステージでの成功が、ツール全体を素晴らしいものへと導いたのだと思います。すべてが非常にうまくいくきっかけになりましたね」(ロッタ・コペッキー)
第2ステージはモビスター チーム。終盤の3級山岳トレビアックで絞られた集団で、ファンフルーテンとフォレリングがみずから主導権争い。最後はマイヨ・ジョーヌを着るコペッキーがステージ2連勝に向け腰を上げたが、その脇からリアヌ・リッパートが伸びた。大会序盤の2日間で、両チームの状態の良さがはっきりとなった。
「上りスプリントで勝てたなんて信じられません。得意なのは長い上りで、今日のフィニッシュのようなレイアウトはそれほどでもないので…実感するまで時間がかかりそうです」(リアヌ・リッパート)
スプリンター有利のステージが多いとされた今大会にあって、ピュアなスピードウーマンが力を発揮したのは、実質第3ステージだけだった。そこで魅せたのが、ヨーロッパ女王のロレーナ・ウィーベス(チーム SDワークス)。逃げるジュリー・デウィルデ(フェニックス・ドゥクーニンク)が粘りに粘り、吸収までに手間取ったメイン集団はフィニッシュ前150mでようやくキャッチ。それまでに消耗してしまったチーム ディーエスエム・フェルメニッヒやリドル・トレックに代わって、マイヨ・ジョーヌのコペッキーがリードアウト。背後から飛び出したウィーベスが、スプリントステージを席巻した昨年に続くステージ勝利を挙げた。
もし今大会を表す一言があるとするなら、“勇気”ではないだろうか。それくらいに、大会中盤戦は勇気あるアタックから勝機を得る選手たちが輝いた。第4ステージでは、最大14人の逃げグループから飛び出したヤラ・カステレイン(フェニックス・ドゥクーニンク)が独走勝利。シクロクロスで名を馳せる25歳は、期間中のたびたびのトライが実を結んで今大会のスーパー敢闘賞にも選出された。
「8日間を走り終えても、ステージ優勝の実感がないのです。勝ったり、クラッシュに巻き込まれたり、タイムトライアルで苦しんだり(第8ステージ112位)と浮き沈みがありましたが、最後まで戦い抜きました。スーパー敢闘賞はチームのみんなでお祝いしたいですね」(ヤラ・カステレイン)
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