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サイクル ロードレース コラム 2023年7月31日

【Cycle*2023 ツール・ド・フランス ファム:レビュー】世代交代を象徴したトゥルマレ決戦 デミ・フォレリングが真の女王に! ファンフルーテンは6大会守ったグランツール女王の座を退く

サイクルロードレースレポート by 福光 俊介
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先頭アネミエク・ファンフルーテン

アネミエク・ファンフルーテン

そして女王の椅子を降りることになったファンフルーテンは、最終的に個人総合4位。得意のタイムトライアルで伸びず、総合表彰台に上がることもかなわなかった。それでも、フィニッシュではチームメートやスタッフが待ち受け、トップを走り続けたキャリアを祝福された。

「最後の2日間で調子を落としてしまったことは本当に残念です。ただ、常にレースに向き合ってきましたし、アスパンとトゥルマレの上りには心を込めました。チームメートの出迎えにも感動しましたね。今大会の結果が優勝でもそうじゃなくても、美しい思い出でいっぱいであることには変わりありません」(ファンフルーテン)

新女王を生んだ今大会。毎ステージ果敢な動きが見られた一方で、スプリンター陣の活躍の場が少なかった。平坦ステージでの動向が注目されたウィーベスは1勝したが、大会前に勝利を量産していたシャーロッテ・コール(チーム ディーエスエム・フェルメニッヒ)は勝てずに終わった。彼女たちのリベンジロードもここから始まることだろう。

ツールの主役たちは、そのまま世界選手権へとシフトしていく。最強オランダ勢はフォレリングを絶対エースに据える公算で、ファンフルーテンはアシストに回ることを明言。彼女たちにストップをかけようと動くのは誰か。今大会を個人総合78位で終えた與那嶺恵理(ヒューマンパワードヘルス)も日本代表として乗り込む。新境地を開拓したコペッキーは、“本職”のトラックへ。今度はチームの枠を超えて、国の威信をかけて戦うことになる。

文:福光 俊介

福光 俊介

ふくみつしゅんすけ。サイクルライター、コラムニスト。幼少期に目にしたサイクルロードレースに魅せられ、2012年から執筆を開始。ロードのほか、シクロクロス、トラック、MTB、競輪など国内外のレースを幅広く取材する。ブログ「suke's cycling world」では、世界各国のレースやイベントを独自の視点で解説・分析を行う

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