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サイクル ロードレース コラム 2023年7月7日

【ツール・ド・フランス2023 レースレポート:第6ステージ】大会最初の頂上フィニッシュはタデイ・ポガチャル快勝! 強さ示して仕上がりの不安を払拭 目標はカヴェンディッシュの通算勝利記録!?

サイクルロードレースレポート by 福光 俊介
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【ハイライト】ツール・ド・フランス 第6ステージ|Cycle*2023

アスパンに入ると、先頭グループ、その後ろ約3分30秒で続いているメイン集団ともに、人数が減っていく。この上りをこなし、次のトゥルマレへ達する頃には、先頭グループは14人に絞られた。アラフィリップがアクティブさを見せるが、どの動きも効果的とはならず、やがてこのグループから脱落。主にワウトがペースを作って標高2115mの頂上に到達する頃には、5人にまで減った。

タイミングを同じくして、メイン集団でも大きな局面を迎えていた。主導権をユンボ・ヴィスマが獲ると、ペースを少しずつ上げていく。決め手はセップ・クスの牽きで、精鋭ひしめく大きなパックが破壊され、前線に残ったのはクスのほか、ヴィンゲゴー、ポガチャル、そしてマイヨ・ジョーヌを着るヒンドレーだけ。そのヒンドレーも後ろへ下がり、クスの牽引終了と同時にヴィンゲゴーがアタック。すかさずポガチャルがチェックして、第6ステージにして“2強”のランデヴーに(ヴィンゲゴーのトゥルマレ走行時間45分11秒は2021年大会でダヴィド・ゴデュがマークした47分35秒を上回り、StravaのKOMになった)。

「昨日とは違って、今日は脚の状態が良かった。自信をもってヨナス(ヴィンゲゴー)についていけたよ」(ポガチャル)

大観衆でコースがふさがるほどのトゥルマレの上りを終え、長いダウンヒルに移ると先頭グループからワウトが下がって、ヴィンゲゴーの合流を待つ。追いつくまでにはさほど時間を要さず、そこからはワウトの牽きで下りを攻める。フィニッシュまで27kmのところで前を走っていた4人に追いつき、先頭グループは再編成。8人となって、いよいよコトレ・カンバスクへ。

牽引役はもちろんワウトだ。中腹に達するまでに人数を絞り込んで、ヴィンゲゴーとポガチャルの“頂上決戦”の機運が高まっていく。長く逃げて、終盤には効果的な働きを演じたワウトは、2日連続のステージ敢闘賞が授与されている。

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