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サイクル ロードレース コラム 2023年7月5日

【ツール・ド・フランス2023 レースレポート:第4ステージ】ヤスペル・フィリプセンがステージ2連勝 落車相次ぐ大混乱下で勝者を救ったのはやはりマチューだった!

サイクルロードレースレポート by 福光 俊介
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ヤスペル・フィリプセンが2連勝

フィリプセンとカレブ・ユアンのデッドヒート

「正直言って、自信はなかった。カレブが並びかけたときに“マズい”と思ったよ。何とかステージ2連勝を挙げられてホッとしている。最後はスーパーハイスピード。レーシングカーになった気分だったよ(笑)」(フィリプセン)

このステージに臨むにあたっては、チームで綿密なブリーフィングを行い、みずからもコース研究をしてきたという。勝つためにできるだけのことを行い、本番を迎える。タイヤがサーキットの路面とうまくマッチし、グリップが効いたことも勝利へのアシストになった。

そして、このステージでもマチューとのホットラインが機能した。前述のとおり、孤立しかけたフィリプセンをリードアウトマンが然るべき方向へと導いたのである。

「マチューのような人物が近くにいてくれるだけで安心だ。困難に陥っていたとしても、全力を尽くして僕を前へ引き上げてくれる。今日のレースでそれが改めて証明されたね」(フィリプセン)

フィリプセンは、この日だけで合計70点を獲得し、ポイント賞争いで文句なしのトップに立った。2位のヴィクトル・ラフェ(コフィディス)との差は70点。マイヨ・ヴェール着用に好条件が整いつつある。

「そうだね、ポイント賞は狙っていって良いだろうね。今大会の目標が定まったよ。マイヨ・ヴェールだ!」(フィリプセン)

フィニッシュ前3km以内でのトラブルによる救済も含め、大多数の選手がフィリプセンと同タイム扱いでのフィニッシュに。個人総合の大幅な変動も起きず、アダム・イェーツ(UAEチームエミレーツ)が引き続きマイヨ・ジョーヌを着る。

「明日は大事な1日になるね。マイヨ・ジョーヌを着続けるのは難しいかもしれない。僕たちにはタデイというリーダーがいるからね。彼のために走れることがとてもうれしいよ」(アダム・イェーツ)

というのも、第5ステージからプロトンはピレネーの山々を走るのだ。今大会最初の超級山岳スデ峠を上り、1級山岳マリー・ブランクの頂上にはボーナスタイムも設定される。テクニカルなダウンヒルも待っている。ほぼ同じコースを走った3年前には、タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)が勝っている。彼のことだから、今年もきっと勝ちにいくだろう。

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