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サイクル ロードレース コラム 2023年7月5日

【ツール・ド・フランス2023 レースレポート:第4ステージ】ヤスペル・フィリプセンがステージ2連勝 落車相次ぐ大混乱下で勝者を救ったのはやはりマチューだった!

サイクルロードレースレポート by 福光 俊介
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【ハイライト】ツール・ド・フランス 第4ステージ|Cycle*2023

直後にアントニー・ドゥラプラス(チーム アルケア・サムシック)とブノワ・コスヌフロワ(アージェードゥーゼール・シトロエン チーム)が飛び出し、そのまま逃げを開始。ようやく、レースを先行する選手が現れた。ただ、集団とのタイム差は開いても1分というところで、とてもではないが逃げ切るのは現実的ではない。やがてスプリンターチームが集団をコントロールし始めると、2人との差はすぐに縮まっていき、残り25kmで労せずキャッチとなった。

そこからは、このステージのセオリーであるスプリントに向けて、各チームが態勢を整備へ。残り10kmを切ったところからチーム単位での主導権争いとなっていって、フィニッシュ前4kmでユンボ・ヴィスマが先頭に立つと集団は一気に縦長に。その流れのまま、この日のフィニッシュ地点「シルキュイ・ポール・アルマニャック(ポール・アルマニャック・サーキット)」へと入っていった。

フランス最古の常設サーキットに入った途端に、それまでが嘘のように慌ただしくなった。いかにトラブルなく、それでいて速く走ることが求められるモータースポーツのように、このステージをクリアするには速く、巧く走ることが求められた。残り1.7kmでファビオ・ヤコブセン(スーダル・クイックステップ)が数人と絡んで落車。残り500mで抜けた最終コーナーでも数人がコース外側のバリケードにぶつかり、フィニッシュ直前でも何人かが地面に叩きつけられてしまった。

そんな混乱下で主導権を握ったのは、ロット・デスティニー。残り1kmを示すフラムルージュを通過すると同時に先頭に立つ。その脇からは、ウノエックス・プロサイクリングチームも上がってくる。ワウト・ファンアールト(ユンボ・ヴィスマ)は、うまくポジションを入れ替えながらライバルの番手に入っている。勝負のときが迫る。

状勢が一変したのは、残り200mだった。マチューの牽きでアルペシン・ドゥクーニンクのトレインが先頭に急浮上し、そのままフィリプセンを放つ。一瞬ポジションを下げたカレブ・ユアン(ロット・デスティニー)が追いかけ、並びかけるが、前日の勝者は脚も勝負強さも一枚上だった。これでステージ2連勝である。

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