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サイクル ロードレース コラム 2023年4月18日

【Cycle*2023 ラ・フレーシュ・ワロンヌ フェミニーヌ:プレビュー】激坂バトル・ロワイヤル! 前回激闘のカヴァッリにファンフルーテン、育休からの復帰のダイグナンと群雄割拠

サイクルロードレースレポート by 福光 俊介
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ラ・フレーシュ・ワロンヌ フェミニーヌ

激坂ユイの壁

ウィメンズライダーたちが男子同様のレーススケジュールと待遇を求めて数年が経つが、ラ・フレーシュ・ワロンヌはそれ以前からウィメンズバージョンを採用し、聖地・ユイの壁にチャレンジする機会を設けてきた。今年で26回目。過去には“女王の中の女王”ことマリアンヌ・フォス(現ユンボ・ヴィスマ)が3連勝し、2015年からはアンナ・ファンデルブレッヘン(現チーム SDワークス・スポーツディレクター)が前人未到の7連覇を達成している。

今年もまた、ドラマが待っている。127.3kmの行程自体は昨今のウィメンズレースの中にあって特段長いわけではないが、このレースに限ってはコースの長短はあまり関係ない。まぁ、関係ないと言い切ってしまうと語弊があるけれど、そう思わせるくらいに勝負どころが限定されているのだ。

ミュール・ド・ユイ。このポイントに尽きる。

ベルギー南部のフランス語圏・ワロン地域に属するユイの街を出発すると、まずは時計回りにおおよそ50kmの大周回を走行。それが終わると、いよいよミュール・ド・ユイを基点とする小周回へと入る。これを3周回。つまりはミュール・ド・ユイを3回上るというわけ。なお、1回目のユイ登坂がコース全体で最初の上り区間にカテゴライズされる。

この小周回が約37km。途中、コート・デルッフ(登坂距離2.1km、平均勾配5%)、コート・ド・シュラーヴ(1.3km、8.1%)を上るが、これらはあくまで前座。最終周回にかけてはチーム単位での脚の削り合いが見られるだろうが、この2カ所で決定打が生まれることは可能性として低い。

勝負は3回目のミュール・ド・ユイに集約される。主催者によれば、登坂距離1.3kmで平均勾配は9.6%。実際のところはフィニッシュ前1kmのフラムルージュ通過からが“本番”で、中腹で19%に達する。その中央部に位置する「クロード・クリケリオンコーナー」に至っては、局所的ではあるが26%とも29%とも言われる。このコーナーへの到達を合図に、頂上に敷かれるフィニッシュラインめがけての激坂アタックが始まる。距離にすると約400m。

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