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サイクル ロードレース コラム 2022年8月10日

【Cycle*2022 アークティックレース・オブ・ノルウェー:プレビュー】北極に最も近いステージレース リーダージャージ“白夜の太陽”へ、地元ライダーへの期待膨らむ!

サイクルロードレースレポート by 福光 俊介
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アークティックレース・オブ・ノルウェー

アークティックレース・オブ・ノルウェー

北極を意味する「アークティック」を冠したステージレースはその名の通り、北極圏を舞台とする「地球上、最も北で開催される国際ステージレース」。今年はステージ構成上、北極圏から少しずつ離れていくルーティングにはなっているけれど、ノルウェー北部の美しいフィヨルドを眺めながらレースが進行していく点はいつだって同じである。

そのルートは、前半と後半で2ステージずつ趣きが変わる。大会前半、つまり第1・2ステージはスプリンターによる競演が見込まれている。古くから行商の街として栄えたモー・イ・ラーナを発着とする第1ステージは、中盤まで1級と2級の丘越えに耐えたらあとはスピードマン向けの平坦路。

アルミニウムの生産量がヨーロッパでトップクラスという工業の町、モーシェンをスタートする第2ステージも、内陸部を走る中盤までは山岳ポイント収集に勤しむ選手たちに任せて、スプリンターチームは後半勝負。ちなみに、フィニッシュ地のブレンネイスンは「ノルウェーの真ん中にある海岸の町」との別名を持つそう。

大会後半からは、本格的な総合争いへ。とりわけ、第3ステージは誰がどう見たって今大会のクイーンステージで決まり。1級山岳スカルストゥッグ・サミットへのフィニッシュで、個人総合の大勢が決する可能性が高い。登坂距離3.8kmで、平均勾配は6.5%。中腹で最大の8.3%となる一方で、フィニッシュ前800mはほぼフラットになることから、上りで勝負を決めたいクライマーやパンチャーたちは早めの仕掛けに出るはずだ。

そして、大会のフィナーレはノルウェー第3の都市で、冬季スポーツでもおなじみのトロンハイム。近場のフィヨルドをなぞるように走ってから、市街地サーキットを4周回。この間、2級山岳4回、中間スプリント2回をこなす。山岳賞争いが混戦であればたびたびアタックがかかるだろうし、もし個人総合争いも秒差の勝負であれば...3秒・2秒・1秒のボーナスタイムが大きな意味を持つことも。とにかく、4日間の戦いにおけるすべては、ノルウェー王オーラヴが旅を始めたとされる歴史ある街で決まることとなる。

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