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サイクル ロードレース コラム 2022年7月25日

【ツール・ド・フランス2022 レースレポート:第21ステージ】ヨナス・ヴィンゲゴーがマイヨ・ジョーヌ初戴冠! 最後の最後までチーム一丸の勝利を示す「もっと、もっとツール・ド・フランスで勝ちたい」

ツール・ド・フランス by 福光 俊介
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最高の状況を作り出したかに思えたチーム バイクエクスチェンジ・ジェイコだったが、昨年から再編成されたシャンゼリゼ通りの直線距離は思うようにいかなかったか。牽引役のルカ・メズゲッツが懸命に踏み続けたが、フィニッシュ前250mで限界が来てしまった。今大会2勝目を目指したディラン・フルーネウェーヘンは、早めのスプリント開始を余儀なくされた。

これをうまく利用したのがフィリプセン。フルーネウェーヘンの加速を利用してスピードを上げると、みずからのタイミングでトップギアに入れる。3週間を走り抜いて消耗しきっているスプリンターたちを尻目に、最後は周りを確認する余裕まで。第15ステージに続く今大会2勝目は、ライダーの夢であるパリ・シャンゼリゼでの大勝利になった。

ヤスパー・フィリプセン

ヤスパー・フィリプセン

「子供の頃からの夢がかなったよ。スプリントまでの流れは理想通りだった。ベストポジションだったし、フルーネウェーヘンが早めに加速したことで自分のタイミングで動くだけで良くなった。美しいシャンゼリゼのコースで勝つなんてね...僕はやったよ!」(ヤスパー・フィリプセン)

昨年のこのステージでは、“最強”ワウトの後塵を拝して2位。人目をはばからず悔し涙を流した。あれから1年。多くのレースで勝利を収めるまでになった24歳は、シャンゼリゼで勝って名実ともにトップスプリンターの称号を手にした。

ときを同じくして、ステージ優勝争いの後ろではイエロー軍団が再び集結していた。とりわけ映えるイエロー(マイヨ・ジョーヌ)と、最高のスピードマンだけが着用を許されるグリーン(マイヨ・ヴェール)が並び、その脇を“ノーマルイエロー”が固める。改めて、チームで勝ち取ったマイヨ・ジョーヌ(マイヨ・ヴェールも!)であることを示すべく、5人は並んで最後のフィニッシュラインを通過。前回この場所で勝っていたワウトは、すでにポイント賞新記録(2015年の同賞システム変更以後)を達成していたし、今回は狙いに行かず、チームとの最終目的地への歩みを選んだ。

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