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サイクル ロードレース コラム 2022年7月25日

【ツール・ド・フランス2022 レースレポート:第21ステージ】ヨナス・ヴィンゲゴーがマイヨ・ジョーヌ初戴冠! 最後の最後までチーム一丸の勝利を示す「もっと、もっとツール・ド・フランスで勝ちたい」

ツール・ド・フランス by 福光 俊介
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逃げるパフォーマンスを見せた3賞ジャージ

逃げるパフォーマンスを見せた3賞ジャージ

普段は室内ラグビー場として稼働し、2024年パリ五輪では競泳と水球の会場を予定する「ラ・デファンス」を出発後、ヴェルサイユ城やノートルダム大寺院を見て、パリ最古の橋ポンヌフをわたる。そして、ルーヴル美術館のガラスのピラミッドの前を通って、シャンゼリゼ通りへ。

さながらパリ観光を行ったツール一行は、最後の最後に少しばかりのレースへ向かった。6.8kmのコースを8周回。厳密には115.6kmのステージなのだけれど、半分近くをパレード走行したから、残りの距離で“レースに挑む”という具合。ユンボ・ヴィスマを先頭にシャンゼリゼに入り、コントロールラインを通過すると同時にゴングが鳴った。

いつものことながら、逃げ狙いのアタックがなかなか決まらない。1周ごとに先行するメンバーが変わるような流れが続き、4周目でようやく5人が15秒ほどのリード。メイン集団ではスプリントを狙うチームが牽引していたから、前とのタイム差はほとんど開かない。残り2周までマキシミリアン・シャフマン(ボーラ・ハンスグローエ)とヨナス・ルッチ(EFエデュケーション・イージーポスト)のドイツ人コンビが先頭で粘ったけど、集団は計ったように最終周回の鐘が鳴ると同時に2人をキャッチ。勝負はスプリントへゆだねられることに...。

と思いきや、新たなアタックが。それも、個人総合3位を確定的にしているゲラント・トーマス(イネオス・グレナディアーズ)とポガチャルではないか!

「おもしろかったでしょ! 右を見たらイネオス・グレナディアーズが加速していて、僕はその反対側から。実は誰か一緒に行かないかと周りに聞いていたんだ。結局ひとりでトライすることになったんだけどね。イネオス・グレナディアーズのアタックは偶然同じタイミングだっただけさ」(タデイ・ポガチャル)

スプリントに向けてスピードが上がっている中だったから、さすがに個人総合上位2人のアタックは決まらなかったけど、真剣勝負の中に思いがけない演出が加わって、プロトンはより活性化。凱旋門を過ぎると直線が下り基調になるから、時速70kmに届こうかというハイスピードで進んでいく。スプリンターチームが主導権を握り、残り3kmでアルペシン・ドゥクーニンク、残り2kmでチーム バイクエクスチェンジ・ジェイコがそれぞれ隊列を成して上がっていく。その態勢のまま残り1kmを過ぎ、コンコルド広場へ。これを抜けると、フィニッシュまで700mのストレートだ。

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