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サイクル ロードレース コラム 2022年7月18日

【ツール・ド・フランス2022 レースレポート:第15ステージ】ライバルも脱帽の勇気と勝負勘 ツールで初めてのステージ優勝飾ったフィリプセン「チームとともにこの瞬間を迎えられたことが最高にうれしい」

ツール・ド・フランス by 福光 俊介
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悲願のステージ勝利を掴んだヤスパー・フィリプセン

悲願のステージ勝利を掴んだヤスパー・フィリプセン

記憶を頼りにした。最終コーナーからフィニッシュラインまで、そう長くないことは昨年走って把握していた。その時はステージ3位。今度はきっちり勝ち取ってみせた。

カルカッソンヌにフィニッシュラインが敷かれたツール・ド・フランス2022第15ステージ。200km超えの長距離ステージで第2週は締めくくり。スプリンターによる勝負は、ヤスパー・フィリプセン(アルペシン・ドゥクーニンク)がワウト・ファンアールト(ユンボ・ヴィスマ)、マッズ・ピーダスン(トレック・セガフレード)との競り合いを制した。

「昨年の経験があったし、最後のレイアウトは分かっていたよ。でも最終コーナーでポケットされてしまって...。どうなるかと思ったけど、マッズ(ピーダスン)を追い抜けて良かったよ」(ヤスパー・フィリプセン)

南仏を熱波が襲っている。40度近くまで上がる気温は、人々を苦しめるだけでなく、自然災害も引き起こしている。フランス南部の各所で山火事が発生していて、レースには直接影響していないものの近場でも消防隊が出動する事案が。ツールは夏の風物詩といえど、この暑さは度が過ぎてはいないか。

選手たちも大変だ。大なり小なりレース結果に反映されている印象があるし、実際に大会第2週は激動だった。第11ステージでのマイヨ・ジョーヌ交代劇は、暑さも一因だったはず...との見方はいまだに消えていない。

第15ステージに話を戻すと、リアルスタートから残り10km地点までの補給が可能になるなど、酷暑対応の特例が認められた。この日は、昨年に続くカルカッソンヌでのスプリントフィニッシュ。とはいっても、前後半1つずつある3級山岳を前線で越えることが条件にはなってくるけれど。実際に、この上りで遅れたスプリンターの一部は集団復帰を果たせぬままレースを終えている。

レースを前に、今大会を盛り上げてきたマグナス・コルト(EFエデュケーション・イージーポスト)とサイモン・クラーク(イスラエル・プレミアテック)に新型コロナウイルス感染が確認され、出走しないことが発表された。また、落車負傷を押して走ってきたプリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィスマ)も回復を優先させるため、ここで離脱を決断。4連覇がかかるブエルタ・ア・エスパーニャに照準を定める構えだという。

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