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【ツール・ド・フランス2022 レースレポート:第15ステージ】ライバルも脱帽の勇気と勝負勘 ツールで初めてのステージ優勝飾ったフィリプセン「チームとともにこの瞬間を迎えられたことが最高にうれしい」
ツール・ド・フランス by 福光 俊介そうこうしているうちに、この日2つ目の3級山岳へとやってきた。上りに入るとトレック・セガフレードがペースを上げて、スプリンターを振り落としにかかる。これでファビオ・ヤコブセン(クイックステップ・アルファヴィニル)やカレブ・ユアン(ロット・スーダル)はたまらず後方へ。同様に後ろへと下がっていたディラン・フルーネウェーヘン(チーム バイクエクスチェンジ・ジェイコ)は、前日に勝利を収めたマイケル・マシューズの好アシストによって、頂上通過後の下りで前線へと戻っている。
この間には、先頭を行く選手も替わった。ポリッツとホノレに代わって前へ出たのは、バンジャマン・トマ(コフィディス)とアレクシー・グジャール(B&Bホテルズ・カテエム)の2人。特にトマはコース近くの街で生まれ育っているから、このステージはどうしても派手に決めたかった。
「どうなっても良いという気持ちで全力を尽くしたよ。一緒に逃げたアレクシー(グジャール)も協力してくれて感謝している。今日の走りは自分を褒めて良いと思っているよ」(バンジャマン・トマ)
30秒前後の差で逃げ続ける2人に、メイン集団はかなり手を焼いた。スプリントを狙うチームもあれば、マイヨ・ジョーヌの危険回避を図って前線を固めるようなチームも。どこが統率をとるわけでもないから、逃げあるのみの先頭2人をなかなか捕まえられなかった。
残り4.5kmでグジャールが逃げをあきらめたことで、集団のチャンスが広がった。独走力のあるトマだから、数秒後ろに大きな塊が迫ってこようとも前を走り続けられたけど、それもフィニッシュ前450mで限界。大人数が彼を飲み込むと、そのまま勝負はスプリントへとゆだねられた。
最終局面で優位に立ったのはトレック・セガフレード。最後のコーナーで、ヤスパー・ストゥイヴェンのリードアウトからピーダスンが放たれる。その番手につけたのはワウト。さらに数人後ろから加速したのはフィリプセン。
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