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サイクル ロードレース コラム 2007年5月13日

【ジロ・デ・イタリア2007】第1ステージレースレポート

サイクルロードレースレポート by J SPORTS 編集部
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記念すべき第90回を迎えたジロ・デ・イタリアがいよいよスタートした。第1ステージはサルデーニャ北部をカプレーラ島からラ・マッダレーナ島へと渡る25.6キロのチームトライアル。強風と暑さに苦しめられながらも、参加22チームが感触を確かめるかのように走り抜けた。

最初のマリア・ローザを手にしたのは総合優勝を狙うディルーカを擁するリクイガス。だがこの日マリア・ローザを着たのはディルーカではなくガスパロットだった。ゴールの瞬間には「お前はどこに行くんだ!」と叫んだようにも見えたディルーカだったが、すでに明日以降の長いレースに向けて気持ちを切り替えたようだ。

2位には13秒遅れで総合優勝候補に推されるサヴォルデッリ率いるアスタナが、3位には30秒遅れでカンチェラーラのチームCSCが続く。4位の座はクネゴのランプレが42秒遅れで手にした。不運だったのがディスカバリー・チャンネル。バッソの離脱で急遽チームリーダーに抜擢されたポポヴィッチが転倒するアクシデントに見舞われてしまったが、それでも49秒差の5位につけている。

ガルゼッリのアックア・エ・サポーネは1分2秒遅れての6位。シモーニがリーダーを務めるサウニエルドゥバルはトップから1分25秒差の10位に終わった。

ジロはまだ始まったばかり。第2ステージから、いよいよプロトンが主役となる3週間が本格的に幕を開ける。

<選手コメント>
●ダニーロ・ディルーカ(リクイガス)
「ガスパロットは最後のカーブを僕よりも上手く抜けていったよ。彼にスピードを落とすよう叫んだんだけど、チームメイトを止めるなんて無理な話だよね。でも結果には満足してるし、大事なのはチームが勝ったこと。ガスパロットがマリア・ローザを失ったときには、僕のために走ってくれることを確信してるよ」

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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