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サイクル ロードレース コラム 2021年7月17日

【ツール・ド・フランス2021 第19ステージ結果速報】平坦ステージが超高速サバイバルへ、アタック合戦を制しモホリッチがラスト25.6kmを独走、今大会区間2勝目

ツール・ド・フランス by J SPORTS 編集部
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マテイ・モホリッチが今大会2勝目!!

マテイ・モホリッチが今大会2勝目!!

ムランクスからリブルヌまでの207km平坦移動ステージ。エディ・メルクスのツール・ド・フランス区間最多勝記録34に並ぶマーク・カヴェンディッシュ(ドゥクーニンク・クイックステップ)の新記録樹立に世界中の期待がかかる。

アクチュアルスタートが切られ急勾配区間が終わってからトーマス・デヘント(ロット・スーダル)が加速、ルーカス・ペストルベルガー(ボーラ・ハンスグローエ)が飛び出すとメイン集団後方で落車が発生、パトリック・コンラッド(ボーラ・ハンスグローエ)やゲラント・トーマス(イネオス グレナディアーズ)らが地面に叩きつけられた。

フランク・ボナムール(B&Bホテルズ)、ジュリアン・ベルナール(トレック・セガフレード)、ヨナス・ルッチ(EFエデュケーション・NIPPO)ら5人に単独で追いついたマテイ・モホリッチ(バーレーン・ヴィクトリアス)の先頭グループが形成。

4級山岳はルッチが先頭通過、4分程度後方につけていたプロトンがふたたび集団落車でソンニ・コルブレッリ(バーレーン・ヴィクトリアス)やギヨーム・マルタン(コフィディス)らが巻き込まれている。その後、活性化したメイン集団からヤスパー・ストゥイヴェン(トレック・セガフレード)やニルス・ポリッツ(ボーラ・ハンスグローエ)を含む20人の追走グループが時速50km/h近い速度で飛び出し先頭グループを目指す。

集団を落ち着かせたいマイヨ・ジョーヌ着用のタデイ・ポガチャル擁するUAEチームエミレーツと、先頭グループにメンバーを送り込めずに捉えたいアルペシン・フェニックスやイスラエル・スタートアップネイション、イネオス グレナディアーズらとの思惑が対立し、30秒ほど前方に視認できる追走グループを追い続けている。果てしない追いかけっこは延々と続き、人数を減らした追走14人が先頭6人に追いついたレース開始から100km経過の平均時速は47.1km/hと、非常に厳しい展開が続いている。

残り距離81.5km、メイン集団は捉えることを諦め区間優勝のゆくえは前方でサバイバルをしている20人に絞られた。先頭グループは引き続きチームタイムトライアルの様相で加速を続けストゥイヴェンのアタックを皮切りにサバイバルが再開された。エリー・ジェスベール(アルケア・サムシック)、ダヴィデ・バッレリーニ(ドゥクーニンク・クイックステップ)、ベルナールが飛び出したものの吸収され、ルッチやボナムールも挑戦しつつけ、ラスト25.6kmでモホリッチが独走を開始するまで約20kmに渡って激しいアタック合戦が繰り広げられた。

モホリッチは重たいギアでじわじわと後続と差を広げていく、30秒ほどのタイム差をつけ先を急ぐ、追走グループは追いたい気持ちと脚を使いたくない気持ちがせめぎ合い協調体制に難あり。モホリッチはそのまま脚を緩めず2位以下に58秒の差をつけ独走逃げ切り勝利、今大会区間2勝目、平均時速47.9km/hでレースを駆け抜けた。

プロトンは20分50秒遅れで集団フィニッシュ、明日の個人タイムトライアルに向けて後半は無理をせずにステージを終えている。総合順位に特に変動はなし。

「勝つことができて本当に嬉しい、今日はトライして最良の結果をもたらすことができた」モホリッチ、勝利後インタビュー

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