人気ランキング
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
コラム&ブログ一覧
【ツール・ド・フランス2021 レースレポート:第5ステージ】怪物的速さでポガチャルがライバルを蹴散らしステージ制覇!マイヨ・ジョーヌを守ったマチュー「自転車人生の中でも最高の1日」
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか無料動画
【ハイライト】ツール・ド・フランス 第5ステージ|Cycle*2021
怪物はやはり怪物だった。9カ月前の個人タイムトライアルをさらい取り、57秒差を引っ返して戦後最年少ツール・ド・フランス総合覇者に輝いたタデイ・ポガチャルが、再び超常現象を起こした。並み居るTT巧者を蹴散らして、32分00秒83の堂々たるトップタイムを記録。もちろん総合ライバルたちにはとてつもないタイム差を押し付け、始まったばかりのマイヨ・ジョーヌ争いで有利な位置につけた。ただしマイヨ・ジョーヌはいまだおあずけ。祖父を愛したフランスの大声援に背中を押され、マチュー・ファンデルプールが8秒差で大切な黄色い衣を守り切った。
タデイ・ポガチャル
「本当に最高の1日だった。僕は一切ミスを犯さなかった。天候も気温も僕にとっては完璧だったし、僕のツール序盤戦はパーフェクトだ」(ポガチャル)
気まぐれな雨雲が、ブルターニュからついてきた。雨が降る前に走り出した26番出走ミッケル・ビョーグが、真っ先に好タイムを叩きだした。しかも2017年から2019年まで3年連続でアンダー23世界選手権個人TTを制したスペシャリストは、長々とホットシートを守ることになる。ビョーグがフィニッシュラインを駆け抜けた約10分後に、雨が降り出したせいでもある。濡れた路面では落車やヒヤリとさせられるような場面が相次いだ。同い年22歳のシュテファン・ビッセガーもやはり、滑りやすい道に苦心し、パリ~ニースやツール・ド・ロマンディで見せたような本領を発揮できなかったひとり。
ビョークから約2時間半後、ようやく記録が更新される。雨が上がり、徐々に乾き始めた路面で、マティア・カッタネオが6秒上回る。そこからさらに36秒上回ったのが、欧州TTチャンピオンにして、昨世界選手権3位という現役屈指のスペシャリスト。そのシュテファン・キュングは、2つの中間計測地点でも、フィニッシュラインでも、力強くトップタイムを塗り替えた。「たしかに起伏は多かったけど、あれくらいはなんてことない」と、頼もしい脚を大いに見せつけた。所属チームの伝説的ゼネラルマネージャー、マルク・マディオの地元マイエンヌ県で、栄光をつかむ準備は出来ていた。
あわせて読みたい
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
Cycle*2024 ボルタ・ア・カタルーニャ 第6ステージ
3月23日 午後10:30〜
-
Cycle*2024 ボルタ・ア・カタルーニャ 第5ステージ
3月22日 午後11:55〜
-
Cycle*2024 ボルタ・ア・カタルーニャ 第4ステージ
3月21日 午後11:00〜
-
Cycle*2024 ボルタ・ア・カタルーニャ 第7ステージ
3月24日 午後8:25〜
-
Cycle*2024 ボルタ・ア・カタルーニャ 第3ステージ
3月20日 午後11:00〜
-
Cycle*2024 ボルタ・ア・カタルーニャ 第2ステージ
3月19日 午後11:00〜
-
Cycle*2024 月チャリ~#jspocycle NEWS~ (03/25)
3月25日 午後7:00〜
-
3月16日 午後9:30〜
J SPORTSで
サイクル ロードレースを応援しよう!