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サイクル ロードレース コラム 2013年4月3日

ツール・ド・フランスを知るための100の入り口:ほうき車

ツール・ド・フランスを知るための100の入り口 by Naco
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ツール・ド・フランスを知るための100の入り口:ほうき車

(C)KAYOT

落伍した選手を収容するほうき車、いわゆる『ヴォワチュール・バレ』の歴史は古い。初登場は、1910年のこと。しかも事前に通達が出ていたわけでなく、ツール開幕後の7月10日に、即興的に決定された。

当時のロト紙の記事は、こう伝えている。「明日からプジョーの第2号車を“そうじ目的”に転用することとする。最終走者を見張るためだ」。

1910年といえば、ツールがピレネー山脈に初タックルした年。例年にも増してドロップアウトする選手の数が見込まれるため、収容車導入を急きょ決めた、と見るむきもある。しかし上述の記事を読むと、当初の目的は少々違ったようだ。

この頃のレースはとにかく距離が長かったため、関係者の目を盗んでショートカットをはかる者が現われるなど、ルール違反が相次いだ。そのため最後尾で監視する役が必要だった。つまり違反者一掃車といった意味合いだ。

かつては本物のほうきをつけて走ったこともあるこのヴォワチュール・バレ。現在は清潔感のある白のバンタイプで、ツールのペイントが施してあり、暗く不吉な気配はない。しかし、内部の雰囲気となると状況は少々異なるようだ。

収容された選手同士、ほとんど会話はないと聞く。降りる際に興味津々で待ち構えている記者や観客の姿にイラつき、質問が飛んでこようものなら噛みつかんばかりに八つ当たりする選手もいる、そんな話を聞いたこともある。

代替画像

Naco

1999年末、ホームページを立ち上げ、趣味だった自転車ロードレースの情報記事を掲載しはじめる。2000年夏からは、ツール・ド・フランスの現地観戦レポートを開始。同サイトには、ロードレース・ファンたちが数多く訪れている。現在、フリーランスのジャーナリストとして自転車専門誌に記事を寄稿している。

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