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サイクル ロードレース コラム 2013年6月26日

ツール・ド・フランスと巡る、フランスワイン12の旅 〜アルザス〜 国語の教科書で読んだ「最後の授業」の舞台で

ツール・ド・フランスと巡る、フランスワイン12の旅 by 山口 和幸
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ツール・ド・フランスと巡る、フランスワイン12の旅 〜アルザス〜

[写真](c) Pressports/Kazuyuki Yamaguchi

ライン川を隔ててドイツと接するアルザス地方。そのお隣のロレーヌ地方とともに、小学校の国語の教科書に出てきたドーデの「最後の授業」の舞台だ。フランス語の原題は「ラ・デルニエールクラス」。ま、日本語訳そのままの意味だ。

この物語は、ドイツ軍に占領されたこの地方の学校が舞台。ある日、国語を教えているアメル先生が生徒たちにこう言うのだ。

「みなさん、私が授業をするのはこれが最後です。アルザスとロレーヌの学校では、これからドイツ語しか教えてはいけないのです」

この地域は17世紀からドイツとフランスの争奪合戦に巻き込まれ、何度も戦場となってきた。交通の要衝であり、鉄鉱石や石炭も、そしてぶどう畑も豊富だ。互いの国の領土として何度も揺れ動き、現在の国境に落ち着いたのはなんと1944年だ。

古くから民族が交流してきた地域だけに、国際都市としてうってつけの環境が整ったとも言える。現在は欧州の中心地として推進役を務め、ストラスブールにはヨーロッパ評議会をはじめとしたEU施設が置かれる。アルザスのミュルーズにはユーロ空港もあり、ツール・ド・フランスの専用機によって選手たちが一気に舞台を移すこともある。

フランスの女のコは日本と同じようにそれほど長身でなく、キュートなタイプが多い。ところがツール・ド・フランスを旅していると不思議な傾向に気づく。民族の血が交わりやすい国境近くはセクシーでビューティな女性が多いのだ。スラリとしたなで肩のボトルが特徴のアルザス産白ワインを買いにスーパーに買い物に立ち寄ったりすると、レジのコが全員長身の美人だったので腰を抜かすほど驚いたことがある。

スペイン国境のペルピニャン、イタリアに近いブリアンソン。アルザスのコルマールやロレーヌのメッスなど。それはもう、見とれてしまうような美女ばかりだ(話が逸脱しました、ゴメン)。

ちなみにアメル先生は授業の最後、お別れのあいさつとなる言葉を発することができなくなり、黒板に「Vive la France!(ビブ・ラ・フランス)=フランス万歳」と書いた。ツール・ド・フランスの沿道でよく描かれる文字は「Vive le Tour!(ビブ・ル・ツール)=ツール・ド・フランス万歳」だ。

代替画像

山口 和幸

ツール・ド・フランス取材歴25年のスポーツジャーナリスト。自転車をはじめ、卓球・陸上・ボート競技などを追い、日刊スポーツ、東京中日スポーツ、Number、Tarzan、YAHOO!ニュースなどで執筆。日本国内で行われる自転車の国際大会では広報を歴任。著書に『シマノ~世界を制した自転車パーツ~堺の町工場が世界標準となるまで』(光文社)。2013年6月18日に講談社現代新書『ツール・ド・フランス』を上梓。青山学院大学文学部フランス文学科卒。

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