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サイクル ロードレース コラム 2020年9月21日

【宮本あさかのツール2020 レースレポート】季節外れの「夏休みの風物詩」は、幸せな大団円を迎えた。しかし、特別な2020シーズンは、たくさんのレースを残してぼくらを魅了する! / 第21ステージ

ツール・ド・フランス by 宮本 あさか
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表彰台に上るトップ3

トップ3に輝いたログリッチ(左)、ポガチャル(中央)、ポート(右)

夏の残り香を連れて、プロトンが、大急ぎでパリを駆け抜けた。いつもよりほんの少し静かなシャンゼリゼと、いつもと変わらない、激しい大集団スプリント。マイヨ・ヴェールのサム・ベネットが歓喜の雄叫びを上げ、光の色を全身にまとい、若きタデイ・ポガチャルが2020年ツール・ド・フランスの覇者となった。

「どれほど興奮しているか、言葉では言い表せない。グリーンジャージ..シャンゼリゼ..スプリントの世界一決定戦!このステージで勝てるなんて考えたことさえなかった。しかもマイヨ・ヴェール姿で。とてつもなくスペシャルだ。素敵な気分だよ」(ベネット)

例年より2ヶ月遅れで、南仏ニースから走り出した176人のツール一行は、146人に数を減らしていた。落車や体調不良、制限時間切れ。たくさんの涙と汗が、フランスの道を濡らした。それでも、泡に守られたプロトンは、新型コロナウイルスによる脱落者をひとりとして出さなかった。チームスタッフや大会関係者の陽性事例も、3週間でわずかに8件(大会前チーム2、1回目の休息日にチーム4、大会運営2)。これは間違いなくツールの勝利だ。こうして参加22チームが、ひとつも欠けることなく、フランスの首都にたどり着いた。

古くからの伝統にならい、ステージ序盤を和やかに過ごした選手たちは、UAEチームエミレーツ隊列に導かれて全長7kmの周回コースへと滑り込んだ。3週間前には栄えある大会1人目のマイヨ・ジョーヌ、アレクサンドル・クリストフを引いた列車は、この日は最終マイヨ・ジョーヌを大切に運ぶ。1990年に誕生し、元ランプレとしておなじみの古豪チームにとっては、23回目のツール参戦で手にした初の大役だった。

そして、お待ちかねの、華やかな最終エスケープ。全8周回のうち2周目の終わりに、ピエールリュック・ペリション、コナー・スウィフト、マキシミリアン・シャフマンに、なにより東京五輪延期により、現役金メダリストの肩書があと1年延びたグレッグ・ファンアーヴェルマートが飛び出した。住民以外立ち入り禁止区間となったリヴォリ通りや、北側5000人、南側5000人に入場が限定されたシャンゼリゼ大通りでは、残念ながら割れるような歓声は聞こえなかったけれどーーおかげでフランスが誇る歴史的建造物がたっぷり映像で堪能できたーー、選手たちがペダルに込める熱量には少しも変わりはなかった。

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