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サイクル ロードレース コラム 2020年9月11日

【宮本あさかのツール2020 レースレポート】ヒルシが悲願のプロ初勝利&ツールのステージ優勝「ついに僕はやった。信じられない」 /  第12ステージ

ツール・ド・フランス by 宮本 あさか
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マルク・ヒルシ

マルク・ヒルシ

3度目の挑戦は、マルク・ヒルシに微笑みかけた。第2ステージは3人の小集団スプリントで、悔しい2位に終わる。第9ステージは長い長い独走の果てに、5人の競り合いとなり、3位に泣いた。「ブラヴォー」の声だけでは、U23時代に欧州&世界チャンピオンの座を射止めた22歳が、満足できるはずもなかった。悔しくてたまらなかった。ただおかげで「モチベーションはさらに高まった」し、なにより「自信がついた」。そして3度目の攻撃。とうとうヒルシは成し遂げた。ツール・ド・フランスの区間勝利を手に入れた。

「ついに僕はやった。信じられない。僕にとってプロ初勝利であり、しかもツールで勝ったんだ。これ以上に凄い事なんてありえないよね。まるで夢みたいだ」(ヒルシ)

彼らが愛した真夏の日のように、2020年ツール・ド・フランス第12ステージの上空には、熱い太陽が輝いていた。昨秋に天に召された「国民的ププ」こと、レイモン・プリドールが暮らしたサン・レオナール・ド・ノブラをプロトンは駆け抜け……謙虚で飾らない「永遠の2番手」の思い出に浸った。緑の丘陵の奥深くに潜む、まるで宝石のようなフィニッシュ地は、ジャック・シラクにゆかりの深い土地だった。政界から多くの重鎮たちが訪れ、やはり昨秋にこの世を去った元フランス大統領に代わり、ツールの勇者たちを称賛した。

今大会最長ステージにして、翌日には今大会最大獲得標高ステージを控えている。しかもコースは細かい起伏とうねりが絶え間なく続き、まさにカスパット(足壊し)。当然のように多くの関係者が「大逃げ」を予言していた。

ところが運命を、意志の力で変えようとする男がいた。それがペーター・サガンだ。前日第11ステージのスプリント中に危険行為があったとして、降格+ポイント剥奪処分が下された。この日の朝には「決定は受け入れる」と語りながらも、あくまでも「僕としては危険なスプリントはしていない」と繰り返した。つまりは汚名を返上し、名誉と、なによりポイントを取り戻さねばならない。

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