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【宮本あさかのツール2020 レースレポート】サム・ベネットが史上最強の緑男からまたしてもジャージを奪う「このチームが誇らしいし、本当に満足している」 / 第10ステージ
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさかグリーンジャージを奪い返したサム・ベネット
2020年ツール・ド・フランス前半戦の最大の焦点は、間違いなく、マイヨ・ヴェール争いだろう。史上最多7回も緑ジャージを持ち帰った男ペーター・サガンに、サム・ベネットが真っ向から立ち向かう。3日前に風の中で失ったジャージを、この日は風の中でまんまと取り戻した。なにより、とうとう待ちに待った初めてのツール区間勝利を手に入れ、思わず感涙にむせんだ。プリモシュ・ログリッチはひどくめまぐるしいマイヨ・ジョーヌ初日を難なく切り抜け、総合トップ15圏内の選手たちは、転んだり遅れたりしつつも……一切のタイム変動はなかった。
「ずっとツールで勝つことを夢に見てきたけど、それが果たしてどんなものなのか、どうしても想像できなかった。だけど、ついに、成し遂げた。すべてが上手く行った。ラインを越えた瞬間は、まだ信じられなかった。それから、突然、一気に感動が湧き上がってきた。本当に幸せだ」(ベネット)
そわそわと1回目の休息日が明けた。出場22チームの選手・スタッフの「チームバブル」全650人と、選手たちと接触する立場にある「レースバブル」191人の計841人が、第9ステージの朝と休息日に分けてPCR検査を受けた。イネオス グレナディアーズ、アージェードゥゼール・ラモンディアル、コフィディス、ミッチェルトン・スコットのスタッフが1人ずつ陽性となり、またレースバブル内の技術者1人が陽性と判明した。幸いにも大会1週目を生き残った165人の選手は、全員が陰性。つまり「連続する7日間で2人以上の陽性者を出したら撤退」に該当するチームはなく、すべての選手が、問題なく2週目へと走り出した。
ただツールの「主」であるクリスティアン・プリュドムが、陽性と判定された。特筆しておくと、プリュドムは「レースバブル」の中にはいない。連日オフィシャルカーに招待客を迎え入れ、朝も夜も自治体やスポンサー関係者への挨拶回りという立場から、今回はあえて選手やチームとの接触は断っていた。検査も「自発的」に受けた。幸いにも症状は一切なし。すぐに大会を離れ、1週間の隔離生活に入った。ちなみに2003年までフランス公共放送局でツール実況を務め、2004年に開催委員会へ入り、2007年に開催委員長へ就任したプリュドムにとって、実に17年ぶりのツールTV観戦となる。
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