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【ツール・ド・フランス2021 第15ステージ結果速報】ラスト19.6kmを独走したセップ・クスがツール区間初勝利、総合勢はウランが2位へ再浮上
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【宮本あさかのツール2020 レースレポート】ヴィノクロフ以来、祖国カザフスタンに栄冠をもたらしたルツェンコ「ヴィノクロフが僕に的確な指示を与えてくれた」 / 第6ステージ
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか 0アレクセイ・ルツェンコ
ある意味で歴史的なエスケープ「ゼロ」ステージの翌日は、総合リーダーたちの力の誇示がほぼ「ゼロ」。おかげで史上初めてのエグアル山頂フィニッシュは、2020年ツール・ド・フランス初の逃げ切りの舞台となった。独走でアレクセイ・ルツェンコが自身初のツール区間勝者をもぎ取り、カザフスタンチャンピオンジャージを誇らしげに披露した。アダム・イェーツは生まれて初めてマイヨ・ジョーヌで過ごした1日を、何事もなく上手くやり過ごした。
「ツール区間勝利はずっと昔からの夢だった。こんな美しいステージを勝てたことが嬉しいし、間違いなくキャリア最大の勝利だ。僕にとってもチームにとっても、大きな快挙だよ」(ルツェンコ)
逃げ巧者たちの鋭い「嗅覚」が働いた。真っ先に動いたのはトーマス・デヘントだったという。現役屈指の大逃げキングは、結局はプロトン内に留まるのだけれど、その動きを見て確信を抱いた選手がひとり。すかさず前方へと走り出し、人生19回目のツール逃げに乗ったニコラス・ロッシュだ。
ダニエル・オスにヘスス・エラダ、エドヴァルド・ボアッソンハーゲン、アレクセイ・ルツェンコも後に続いた。中央山塊で生まれ育ったレミ・カヴァニャに、2016年には中央山塊で区間&マイヨ・ジョーヌ着用を達成したグレッグ・ファンアーヴェルマート、さらにはこの9月3日が24歳の誕生日……というニールソン・ポーレスも、逃げに飛び込んだ!
「逃げメンバーの顔ぶれを見て、これは最後まで逃げ切れるぞ、とすぐに悟ったんだ。それに今日は『コントロールの1日になる』と読んでいた。ピレネーの週末を控えて、総合勢たちは戦術的に睨み合うだけ。特に大きな動きは見せないはずだ、と」(ロッシュ)
実力派揃いの逃げ集団は、序盤1時間をなんと時速51.8kmという超高速で突き進む。プロトンとのタイム差は6分半にまで広がり、5日目を終えた時点で総合3分17秒遅れのグレッグ・ファンアーヴェルマートが、しばらくは暫定マイヨ・ジョーヌの地位を満喫した。
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