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サイクル ロードレース コラム 2019年10月27日

【J:COM presents 2019 ツール・ド・フランス さいたまクリテリウム】日本人初優勝!新城幸也選手 レース後記者会見全文

サイクルロードレースレポート by J SPORTS 編集部
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新城幸也選手

「まだちょっとドキドキしています。あの、みなさんの大声援の中、一周逃げ切った形ですけど、みなさんの応援で、そのまま自分もドキドキしっぱなしで、ゴールまで駆け抜けました。7回目のさいたまクリテリウムで、日本人として初めて優勝できたことを本当に誇りに思います。何を言っていいのか分かりませんが、そんな気持ちです。とにかく、とてもうれしいです。」

(今回はアリーナ内を突っ切るコースが一つの目玉だったが?)
「3年前ですかね、アリーナ内を走ったときには、反対側から入りましたけど、入り方が違っていて、一度走ったことはありましたが、違った感覚でした。新しいコースになったということで、中に入ったときの歓声というものは、また沿道とは違った、アリーナ内特有のものでした。なかなかアリーナ内を走るような経験はないので、多分さいたまクリテリウムだけじゃないでしょうか、アリーナ内を通過できるコースを設定しているのは。なので、本当にいい経験になりましたし、中に入ったときは気持ち良かったです」

(残り1周での単独の逃げ出しは勇気がいったと思うが?)
「ヤコブ・フグルサングと後ろを飛び出して、フグルサングが登りをひいてくれて、後ろをチラッとみたときに、二人が飛んできているのが見えました。先導を交代するタイミングで出たので、行こうと決めたというよりかは、身体が勝手にそのまま前に行かなきゃという感覚的なものでした。公開したのはその後ですよね。『ああ、遠かった...』という」

(自分から動くきっかけになったタイミングは?)
「今年に関しては、逃げ集団が強力で捕まりませんでした。ずっとメイン集団も一列で、ペースもずっと速くて、アシスト選手がどんどん脚を使う展開でした。なので、僕としてはエース同士の戦いになる、数的有利が減っていったので、逃げ集団が捕まったのは最後の6周くらいだったと思いますけど、そこからは動く人が決まってくるので。最後だけですね、自分から展開したのは。動きそうな選手の後ろでフォローしていたので。それがうまく嵌りましたよね」

(ゴールした瞬間、最初に思い浮かべた人は?)
「これ、なんか言わされている感が...いろいろな人が怒りそうですね。笑 久しぶりの優勝でしたし、本当にうれしいというのが一つと、ゴールした瞬間にやっと着いたという安堵感です。順番は覚えていませんが、いろいろな人の顔が浮かびました。今年もケガしましたし、その間に助けてくれた人や、応援してくれる方がいっぱいいたので、一番最初は誰だったのかというくらい、本当にたくさんの人に支えられて来ているので、たくさんの人が浮かびました」

(2020年、東京五輪に対する思いは?)
「最後に一周飛び出したときの、みなさんの応援は本当にすごくて、とっても力になりました。これが五輪で行われて、僕がもし先頭争いをしていたら、どれだけ力になるか。応援がどれだけ僕の力になるのか、ということを改めて今回感じました。ある意味、ちょっとシュミレーションができたというか、今まではヨーロッパの声援の中で走っていましたが、五輪もきっとこれくらい、これ以上の方が来てくれるでしゅうから、今日みたいな力をくれるので、楽しみです」

(来年はどの大会を重要視するか?)
「さいたまクリテリウムは2連覇した選手はいませんもんね(笑)。ツール・ド・フランスでステージ優勝したら、そのままシーズンオフに入ってしまうかもしれませんしね。もうレース走らなくていいや!ってなってるかもしれませんし。それは、その時になってみないと分かりませんが、いつも日本で走るレースは特別で、いつも日本のみなさんはテレビで応援してくれていて、目の前でも本当に応援してくれるので、すべての大会でがんばりたいです」

(第2の未来を考えたとき、自分の経験をどのように伝えていきたいか?)
「僕も今年で35になりまして、どこまでできるか正直分かりません。でも、今年、データ上ですけど、ケガする前のデータを、ブエルタで更新することができました。自分がトップのコンディションに戻ったことを再確認することができたので、トレーナーさんに聞いたら、もう少し上げることも可能だと言ってもらいました。それは自分自身ががんばるしかないと思っています。

僕が強くなったのは、僕の周りの強い日本人と、一緒にレースを走ったことが一番の経験になったと思います。日本語で、どういう風にレースをしたのか、本人に聞かないと分かりません。なぜあのときあのような動きをしたのか、あのときどう感じたのか、プレイングコーチっていうんですか?僕はそういった形で、可能であれば、ずっとレースを走って、現場で指示を出せるような、新しい形を考えています。僕はデータがあまり得意ではないですし、感覚で走っているので、自分の感じていることを言葉にできるように、一回学校に通わないといけないかもしれませんね。人に教えるためには。なので、そういうことも少し考えていますが、データ上では僕より強い選手は日本にもいっぱいいて、でもレースを走ると180人の中での位置どりやコースどりで、データ上と結果は変わってきます。今日もそうですが、ベルナルより僕の方がどう見ても劣っていますが、彼らの前でゴールできることもあります。そういうところを伝えていきたいです」

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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