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3週間の旅を無事に乗り越えた158人が、日曜日の午後遅く、最後の100kmへと走り出した。24時間前に、アンドラの山の上で、マイヨ・ロホを巡る争いはすべて終了した。4賞ジャージのうち、たしかに緑のポイント賞ジャージだけは、数字の上ではいまだ持ち主が変わる可能性はあったけれど……総合覇者サイモン・イェーツを最前列に抱くプロトンは、スペインの首都へ向かってのんびりペダルを回し始めた。
いつもの黄色と黒のジャージから、赤と黒のジャージに着替えて、ミッチェルトン・スコットは2012年チーム創立以来初めての栄光を満喫した。そう、2017年ツール・ド・フランスから数えて、実に5大会連続で英国人がグランツールを勝ち取ってきたけれど、サイモン・イェーツこそが史上初めて「スカイ所属ではない」英国人チャンピオンだった。ブエルタ開幕直前にサイモン&アダムのツインズは、2020年までオーストラリア籍チームとの契約を更新したばかり。8月に26歳になったばかりの若者とミッチェルトンの冒険は、まだまだこれからも続くのだ。
たっぷり1時間ほどサイクリングを楽しんだ後、マドリードを南北に貫く全長5.9kmの市街地周回コースへ、ブエルタ一行は静かに滑り込んだ。グランツール最終日の古き良き伝統に則って、この日限りで現役を退くイゴール・アントンが、ほんの少しだけ前方で走ることを許された。2010年大会に区間2勝と絶好調ながらも、落車骨折で、マイヨ・ロホを着たままリタイアを余儀なくされたクライマーは、沿道に詰めかけたファンたちから暖かい拍手を贈られた。そしてたっぷり1周かけて35歳のアントンが別れの儀式を終えると、いよいよ今大会最後の戦いが始まった。
2度目のフィニッシュライン通過と同時に、ティアゴ・マシャドが飛び出した。5人がすかさず後に続いた。しかし厳しい山々を必死で乗り越えてきたスプリンターたちが、厳しい集団制御に乗り出した。6人には最大でも10秒ほどしかリードを与えず、4周回目であっさり飲み込んだ。入れ替わるように、すぐさま新たな4人が逃げを作り上げると、今度はしばらく余裕が与えられた。タイム差は決して20秒を超えることはなかったが、約37kmに渡りエスケープを続けた。
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