人気ランキング

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム一覧

バスケットボール コラム 2026年9月1日

【9月2日、5日、6日開催:オータムリーグ 展望】昨年と逆パターンのスタートを切った白鴎大はより勢いを増すのか 東海大戦はリーグ戦序盤の山場

バスケットボールコラム by 青木 崇
  • Line

 

昨年は開幕直前の佐藤涼成(現広島ドラゴンフライズ)のプロ入り決断でチームが揺れ、3連敗のスタートを切った白鴎大。今年は網野友雄コーチがスタッフとして日本代表の活動に参加しているため、練習を見る機会がほとんどない状況で開幕を迎えた。それでも、ここまでの3試合では昨年とは対照的に全勝スタートを切っている。

神奈川大、青山学院大、国士舘大相手の3連勝は、網野コーチ不在の中でも最上級生がチームを牽引し、強度の高い練習を続けてきた成果である。神奈川大戦では八重樫ショーン龍(仙台大附属明成・4年)が3Q終盤以降の11分強で14点、国士舘大戦は堀内星河(実践学園・4年)が12点をマーク。日本代表としてウィリアム・ジョーンズカップに参戦していた境アリーム(開志国際・4年)は、平均10.7リバウンドとペイント内で堅実な仕事をしている。

9月5日の東海大戦はオータムリーグ序盤の山場になるが、ともに強度の高いディフェンスに誇りを持つチームだけに、ロースコアの展開になっても不思議ではない。そうなった場合は、スタッツに出ない部分で勝敗を分ける可能性が高くなる。そんな中で、網野コーチが「今のチーム事情からすると欠かせない」と語る堀内は、昨年の佐伯崚介(現岩手ビッグブルズ)や佐古竜誠(現香川ファイブアローズ)のようなリーダーとして、今後さらに存在感を高められるかに注目したい。

2部から昇格してきた山梨学院大は、8月30日の日本体育大戦で初勝利。中村千颯(福岡第一・4年)と菅野陸(帝京安積・3年)のガードコンビで53点を稼ぎ、昨年ケガでほとんどプレーできなかったスヴェトリシック・イゴールも18点、14リバウンドのダブルダブルという活躍を見せた。古田悟コーチが開幕前に「うちは小さいけど、留学生がいい」と語っていたように、この3人がチームを牽引する形に持ち込めれば、上位校を相手にしても勝てる可能性は十分にある。週末の日本大戦と白鴎大戦は、チームの現状を知る絶好の機会になるだろう。

予想外の開幕2連敗を喫した大東文化大は、30日の中央大戦で西尾吉弘コーチが体調不良で不在となる緊急事態に直面した。しかし、和田拓磨(北陸・2年)の4本を含む28本中14本成功。4人が2ケタ得点、3人が6点以上と多くの選手がオフェンスで貢献した結果、87対71で勝利した。大東文化大が自信を取り戻したことになるか否かは、国士舘大、神奈川大、青山学院大との3試合にかかっている。

青山学院大と国士舘大は、開幕から3連敗を喫しているものの、どの試合も後半途中まで勝てるチャンスがある戦いをしていた。各校の間に大きな差はないという見方があることを踏まえれば、両校が次の3試合で初勝利を手にするチャンスは十分にある。1勝2敗のスロースタートを切った日本体育大が次の3戦で巻き返し、順位を上げるきっかけを作ることができるかも注目したい。

注目のカード

東海大対白鴎大(9月5日)
開幕3連勝と好スタートを切ったチーム同士の対戦。東海大はフロントラインの攻防で優位に立ち、ルーニー慧(正智深谷・4年)のステップアップもあり、早稲田大が得意とするハイスコアリングゲームを制した。一方の白鴎大は、4Q中盤以降のディフェンスとオフェンス遂行力で違いを見せての3連勝。選手層の厚さを共通の強みに持つ両チームの戦いで注目したいのは、佐藤友(東山・3年)と齋藤蓮人(京都両洋・3年)のマッチアップだ。佐藤が攻防両面でフィジカルなプレーを得意とするのに対し、齋藤はシュート力が持ち味。2人の出来が勝敗を左右する要素の一つになると予想する。

日本大対中央大(9月6日)
東海大と白鴎大同様に3連勝となった日本大は、先週末に大東文化大と神奈川大を僅差で撃破。3試合とも相手を70点未満に抑えるなど、ディフェンスで勝つ術を見出している。一方の中央大は開幕戦で日本体育大を破ったが、東海大との2戦目を4Qで逆転されての敗戦。その流れを断ち切れなかった翌日の大東文化大戦は、序盤から主導権を握られての敗戦となった。この試合の命運を握るのは、山田哲汰(白樺学園・4年)と高山鈴琉(東海大付属諏訪・4年)。山田はアグレッシブなアタックが武器なのに対し、高山は巧みなゲームメイクとシュート力が強み。持ち味を発揮できたチームが、試合を優位に進めることになるだろう。

文:青木崇

青木 崇

青木 崇

NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
バスケットボールを応援しよう!

バスケットボールの放送・配信ページへ