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バスケットボール コラム 2026年9月9日

【9月9日、12日、13日開催:オータムリーグ 展望】東海大が6連勝で首位。しかし、7チームが勝率5割以上と混戦

バスケットボールコラム by 青木 崇
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首位の東海大は先週末、白鴎大と国士舘大に競り勝って開幕6連勝。早稲田大、日本大という無敗だったチームを倒した後も、攻防両面で質の高いゲームと選手層の厚さを生かし、勝利を積み重ねている。

7月の新人インカレで十返翔里(八王子学園八王子・2年)がケガをして離脱する中、東海大は轟琉維(福岡第一・4年)と中川知定真(東海大付属諏訪・4年)がチームを牽引。この2人以上に6試合で一貫したプレーで勝利に貢献しているのが、フォワードの佐藤友(東山・3年)だ。

早稲田大を破った試合で三浦健一(洛南・4年)を12点に抑え、自身は19点をマークするなど、攻防両面で勝利の原動力になった。白鴎大戦での22点を最高に、佐藤はここまでの全試合で2桁得点をマークし、平均17.2点でリーグ5位という数字は、東海大が6連勝を成し遂げた要因の一つ。佐藤の活躍は今後も目が離せない。

4位の明治大は9月6日の早稲田大戦で逆転負けを喫したとはいえ、4勝2敗と好スタートを切った。武藤俊太朗(開志国際・4年)と塚田大聖(土浦日本大・4年)のフォワード陣は、インサイドでもアウトサイドでも得点できる強力なワンツーパンチ。シックスマンとしてベンチから出てくる齋藤翔太(土浦日本大・3年)が、自身だけでなくチームメイトへの得点機会を作り出せるオールラウンダーとして活躍しているのもプラス材料だ。9日の日本大、12日の白鴎大という留学生を擁するチームとの連戦は、明治大の実力が本物かを知る絶好の機会になる。

6日の日本大戦で連敗を4で止めた中央大は、開幕前に足首を捻挫していた坂口大和(北陸学院・4年)が29点、6リバウンド、4アシストという大活躍。センターの深澤桜太(土浦日本大・3年)が1年半ぶりに戦列復帰できたことは、中央大が浮上するきっかけになるか、注目される。

6連敗中の青山学院大は5日の早稲田大戦、残り1分で10点リードしながら同点に追いつかれ、延長の末に力尽きた。初勝利を手にするためには、オフェンスで広瀬洸生(福岡大附属大濠・4年)を軸に多くの選手が得点に絡み、終盤のゲームマネジメントを堅実にできるかが重要。上野山波空(光泉カトリック・4年)、芦田真人(福岡大附属大濠・4年)という経験値のあるガード陣のリーダーシップとメンタル面での強さを発揮することを期待したい。

東海大が首位に立っているとはいえ、今年のオータムリーグは6試合を終えて、12チーム中7チームが勝率5割以上と、実力が拮抗している。現時点で上位であっても下位であっても、目の前の試合で勝利することに集中することが大事。その理由は、1つの勝ち負けで大きく順位が変動する可能性が高いからだ。

注目のカード

山梨学院大対国士舘大(9月9日)
今年1部に復帰した山梨学院大は、日本体育大を破ったことで自信をつけ、5日に日本大を破って2勝目をマーク。スヴェトリシック・イゴール(セルビア・4年)がフィジカルの強さを武器にインサイドで優位に立ち、菅野陸(帝京安積・3年)がスコアリングガードとして活躍すると非常に厄介なチームだ。

国士舘大は東海大相手に4Q終盤まで僅差ながらリードを奪うなど、29点差で大敗した日本体育大戦を除けば、互角に渡り合った試合が多い。センターのニシンバ・アニエル(帝京長岡・4年)、ガードの比嘉一竣(美来工科・4年)を軸に、東海大戦で11点ずつをマークした桐生武蔵(沼津中央・2年)と岡崎大智(習志野・3年)のようにステップアップする選手の登場が勝利に欠かせない。

大東文化大対日本体育大(9月12日)
ともに1勝2敗のスロースタートを切った両校だったが、大東文化大は4連勝、日本体育大は3連勝と調子を上げている。大東文化大は近怜大成(仙台大附属明成・2年)と留学生で構成するツインタワーを形成しているが、まだまだ発展途上の段階。シュート力が武器の和田拓磨(北陸・2年)、大型ポイントガードとして期待される三浦悠太郎(仙台大附属明成・1年)を軸に、下級生が中心となっている。

一方の日本体育大はコネ・ボウゴウジィ・ディット・ハメード(帝京長岡・4年)を軸に、4年生が主力を構成するチームだ。コネのインサイドにおける存在感を活用しつつ、大江悠斗(北陸・4年)のゲームメイクからハイスコアの展開に持ち込みたいところ。吉田叶貴(八王子学園八王子・4年)らシューター陣に当たりが出ると、試合を優位に進められるだろう。

文:青木崇

青木 崇

青木 崇

NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。

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