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バスケットボール コラム 2026年9月30日

【10月3~4日開催:オータムリーグ 展望】首位の東海大が独走態勢に入るか? 2位以下は依然として激戦

バスケットボールコラム by 青木 崇
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首位の東海大は9月26日の山梨学院大戦に22点差でまさかの完敗。しかし、翌日の明治大戦ではディフェンスが本来の姿に戻ったことに加え、前半だけで12本の3Pショットを決めたことも、96対74で大勝する要因になった。

9勝5敗で並ぶ日本体育大、白鴎大、早稲田大とは3ゲームの差があるだけに、週末の2試合を連勝した場合は、東海大が独走態勢に入る可能性が高まる。ただし、10月4日の相手は白鴎大。26日の神奈川大戦を1点差で落とすなど、好不調の波があるとはいえ、選手層の厚さとディフェンスの強度に関しては東海大と互角に渡り合える。

勝敗を左右するのは、やはりビッグゲームで強さを発揮する選手が登場するか否かにかかっている。その可能性を秘めているのは、特別指定選手としてBリーグを経験している東海大の轟琉維(福岡第一・4年)と白鴎大の内藤晴樹(仙台大附属明成・4年)。また、佐藤友(東山・3年)とロイ優太郎(習志野・3年)は、ゲームの流れを変える選手の候補として挙げておきたい。

2位の日本体育大は先週末、中央大と日本大を相手に連勝。コネ ボウゴウジィ ディット ハメード(帝京長岡・4年)は20点、10リバウンド以上のダブルダブルが期待できるだけに、朝田健心(金沢学院・4年)らチームメイトが得点面でサポートできるかが鍵。3位の白鴎大は3日に2位の日本体育大との対戦があるため、大混戦の2位争いから飛び出すだけでなく、東海大に迫る絶好の機会を迎えている。

早稲田大は三浦健一(洛南・4年)と松本秦(洛南・2年)という得点源2人を欠きながらも、3連勝で4位に浮上。司令塔の下山瑛司(中部大第一・4年)が故障から復帰したことに加え、27日の神奈川大戦で藤山拓翔(開志国際・3年)が25点、10リバウンド、野津洸創(藤枝明誠・1年)も13点、7リバウンドで勝利に貢献している。今週末は早稲田アリーナでの開催だけに、連勝を伸ばして2位争いから一歩飛び出したいところだろう。

8位の大東文化大までが7勝7敗。2位との差が2ゲームしかないだけに、今後も日替わりで順位が変動する流れは継続する可能性が高い。一方、2部との入れ替え戦回避に向けた争いも目が離せない状況になってきた。

日本大は開幕3連勝という好スタートを切っていたが、大黒柱の山田哲汰(白樺学園・4年)を筆頭に主力が次々と故障で離脱。4連敗を喫して9位に転落しただけでなく、神奈川大と国士舘大との差が1ゲームしかない状況だ。連敗中の最高得点が62点ということでも、山田の不在はオフェンス面で大打撃となっている。

神奈川大は白鴎大、国士舘大は中央大という上位校相手に勝利していることからすれば、今週末の結果次第で両校のいずれかが入れ替え戦圏外に浮上する可能性もある。最下位の青山学院大としては、3日に神奈川大を破ってゲーム差を縮めたいところだ。

注目のカード

白鴎大対日本体育大(10月3日)
東海大を追う両チームの対戦。1巡目はコネが24点、15リバウンドとチームを牽引したことと、ディフェンスで白鴎大を68点に抑えた日本体育大が3点差で競り勝った。白鴎大としては境アリーム(開志国際・4年)とオカプ・チネドゥ(高山西・1年)の2人を中心に、コネをスローダウンできれば試合を優位に進められる。日本体育大としては、大江悠斗(北陸・4年)によるアップテンポなゲームメイクからシューター陣が高確率で3Pショットを決められるかが重要になってくる。

ロースコアの展開に持ち込めれば、ディフェンスで勝つ術がある白鴎大に分がありそうだ。日本体育大はコネの優位性を最大限活かしながら、多くのチームメイトが貢献する形で80点以上のゲームに持ち込めるかが勝敗を左右するだろう。

中央大対明治大(10月4日)
1巡目の対戦は明治大が78対68で勝利。しかし、200cmのセンター深澤桜太(土浦日本大・3年)が1年半ぶりに復帰してプレーできたことが、中央大にとっては大きな意味があった。8勝6敗で並ぶ両校にとっては、この試合に勝つことで2位争いを継続するという点でビッグゲームになる。深澤は出場時間が15分程度に制限されるとはいえ、フィジカルなポストプレーからインサイドをアタックできる。これは明治大にとって脅威であり、石川晃希(宇都宮工・3年)が故障した現状を考えると、鬼澤伸太朗(福岡大附属大濠・4年)にかかる負担が大きくなる。

もちろん、森田稀羅(北陸学院・4年)と高山鈴琉(東海大付属諏訪・4年)というポイントガード陣の出来も、勝敗を左右する要素になる。明治大としては武藤俊太朗(開志国際・4年)が中央大のオールラウンダー、坂口大和(北陸学院・4年)をスローダウンできるかも注目だ。

文:青木崇

青木 崇

青木 崇

NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。

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